【第1回】1億2千万円損している?!経済効果は7兆円!?ギャンブル依存症はアメリカの9倍!

2016/12/29たかまつななの気になる数字ですの♪

政治を愛するお嬢様芸人のたかまつななさんに、毎月気になるニュースを紹介してもらう「たかまつななの気になる数字ですの♪」。今回のテーマは「カジノ」。なぜこれほど危険視されているのか? メリットはあるのか? など、カジノ解禁問題について、関連する数字とともに、紹介してもらいました。

カジノ解禁問題の本質

みなさま、ごきげんよう。政治をこよなく愛するお嬢様芸人のたかまつななでございます。この度、ありがたいことにコラムを始めさせていただきます。毎月、私の気になるニュースをご紹介致しますわ!
今月は、カジノ解禁問題についてです。なぜ、カジノ解禁に対して、こんなに揉めているのでしょうか。実は、賭博の規模が大きい日本。なんと、全世界で701万台ギャンブル機が営業稼働しているうち、6割の421万台が日本に設置されているそうです。ギャンブル好きが多い日本人は、ギャンブル依存症になる恐れがあるとして、猛反対しているようです。厚生労働省の調査によると、なんと日本の成人の5.6%がギャンブル依存症だとか!ちなみに、アメリカ0.6%、マカオ1.7%という数字を見れば、その高さが伺えると思います。更に、反社会的な集団が利益を得る恐れがあることなどから反対の声が大きくなっているようです。

カジノのメリット

1度はやってみたいカジノ!ラスベガスやマカオにいきなり行くのは、ちょっと……日本で解禁されたら、少しぐらい経験してみたいとお嬢様の私も思います。こんなに反対の声があがっているなら、無理なのかしら?
そんなこと、ございません。カジノ解禁には、メリットもございます。それは、経済効果です。カジノの経済効果は、調べてみると、市場規模では2~3兆円、間接の波及効果を含めば4~7兆円とみられています。さらに、税収の見込みは4~7億円と言われております。他にも、雇用効果として、49~78万人になると見込まれているそうです。

IR法案とは

 ゆえに、国会で「IR法案」を認めようという話しになっているのです。IRというのは、統合型リゾート(Integrated Resort)の略です。実は、カジノのみならず、ホテル、劇場、ミュージアム、国際会議、展示、イベント、研修などの宿泊所を全て一つの区域に作ろうという考えなのです。これらの施設は、日本の人口減少もあり、単独の経営が厳しくなっている実態がございます。
悲しいことに、日本で開催される国際会議の件数は停滞傾向にあります。理由のひとつに、エンターテインメントが乏しいからとも言われているのです。そこで、世界各国の複合施設の開業にあやかるべきという意見が出て来たのです。例えば、2010年にIRを作ったシンガポール。その国内事情として、国土が狭く、人口が少ないことから、国内での経済活動が期待できません。そこで観光に力を入れようとIRを導入したところ、雇用を2万人生み出し、さらに、一人当たりの名目GDP、つまり一人当たりの稼いだ度ランキングは、世界で8位まで上昇しました。IRの導入を決定した2005年は、32位でした。ちなみに、現在日本は26位です。加えて、国際会議の開催ランキングは、2011年世界1位に輝きました。しかし、シンガポールの人口は、日本の人口わずか4%、IRがシンガポールと同等の利益が出たところで、日本の経済の1%にすぎないとも言われています。
ですが、なんと日本が作ろうとしているIRは、世界最大級とのことです。人口が減り、経済停滞する日本をカジノが救うのか。それともギャンブル依存症が増え社会が不安定になるのか。IRが日本経済の起爆剤となることを祈るばかりですわ。

※掲載画像はイメージです。


たかまつなな

お笑いジャーナリスト・お嬢様芸人・株式会社 笑下村塾代表取締役

フェリス女学院出身のお嬢様芸人として、テレビ・舞台で活動する傍ら、 お笑いジャーナリストとして、お笑いを通して社会問題を発信している。18才選挙権を機に、若者と政治の距離を縮めるために、株式会社笑下村塾を設立。「笑える!使える!政治教育ショー」を開発し、全国に出張授業・講師養成を行う。

芸能活動をする一方、東京大学大学院情報学環教育部、慶應義塾大学大学院政策メディア研究科で学業に勤しみながら、講演会・シンポジウム・ワークショップ・イベント企画など手がける。

夢は、お笑い界の池上彰になることである。

株式会社 笑下村塾HP:http://www.takamatsunana.com/

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