おめでたい名前『福名』販売員

2017/07/18

布施ポッポアベニューチャンスセンター

全国最多! なんとおめでたい名の販売員7名が勢ぞろい

「平成18年にまず福徳(ふくとく)、大冨(おおとみ)、大黒(おおぐろ)、恵美須屋(えびすや)がそろい、おめでたい名前の販売員4名がいる売り場として話題になったのがきっかけです」と、話すのは店長の福永(ふくなが)益男さん。

その福名パワーはすごかった。その年のサマー1等3億円、年末には2等1億円が3本、翌19年にもドリーム、オータム、年末で1等が出て、人気は不動のものとなった。

その後、宝くじ抽せんにかかせない「矢が真ん中に当たる」という名の中矢(なかや)さん、泉のように億が湧くにちなんだ泉(いずみ)さん、そして吉永(よしなが)さんと、3人の『福名』販売員が加わり、現在の7人体制になった。

「7名がそろった平成24年の年末で1等6億円。人数が増えた分、パワーアップしたのを実感しました」(福永店長)。

販売員の出勤はシフト制のため、常に全員が売り場にいるわけではないが「ジャンボ期間中はなるべく1人は売り場にいる体制を敷いています」。前回の年末1等の前賞1億円を当てたのは、わざわざ奈良県から「『福名』さんから買いたい」とやってきた中年男性だったとか。窓口販売はしていないが、福永店長も売り場8人目の『福名』さんとして億招きをしている。

勢ぞろいした「福名娘」。写真上段左から福徳明美さん、大冨賀代さん、恵美須屋理代子さん、大黒悦代さん、下段左から中矢美佐子、泉祐子さん、吉永伸子さん

億招きを祈願して販売員手作りの七福神姿の招き猫も店頭に飾られる

売り場情報

■布施ポッポアベニューチャンスセンター

住所:大阪府東大阪市長堂3-1-1-24 近鉄奈良線布施駅高架下ポッポアベニュー商店街

立川チャンスセンター

福居&富居のダブル「福名」コンビ誕生でさらにパワーアップ!

JR立川駅北口の「立川チャンスセンター」といえば、福居由香さんという福招き販売員がいることで宝くじファンにはすでにおなじみの売り場。実際に「福居さんから買ってジャンボ2等1億円を当てました」と20代の男性が売り場を訪れたこともあった。

そんな売り場に今年1月入店したのが富居日登美さん。「富居さんは名前も『日が登って美しい』とおめでたいでしょ。そんな彼女が入店して数日後でした。昨年の年末プチ1等1千万円がこの売り場から2本出ていたんですが、自分では調べずに当せん確認にいらした70代の女性が持参したくじの中にそのうちの1本が入っていて。それを窓口でお調べしたのが彼女なんです。お客さんは茫然。とにかくすぐに銀行へとご案内したのですが、あとで、すごいわ、来た早々、あなた持ってるわと、2人で喜び合いました」と福居さん。まさに「福」と「富」が「居る」最強の「福名」売り場の誕生だ。

売り場オリジナルの『福』の座布団は今年からカバーが新しくなり座り心地も満点。「多くの方が買ってからゲン担ぎに座っていきます」と富居日登美さん(写真左)と福居由香さん

売り場情報

■立川チャンスセンター

住所:東京都立川市曙町2-5-1 伊勢丹立川店2F外通路脇

池袋東口西武線駅構内売場

イットー店長と福田さんのダブル「福名」がぞくぞくと億を招く!

JR、西武、東武、東京メトロの各線のターミナルとなっている池袋駅。戦後すぐから、東口西武線改札前で、宝くじを販売。行列の絶えない売り場としておなじみのこの売り場で店長を務めているのが販売員キャリア30年の伊藤利奈さん。人呼んで「イットー店長」だ。

「自分の名前がおめでたい名前とは宝くじ売り場で働くまでまったく想像もしていなかった」と伊藤さん。

一方、福田真由美さんも販売員になって17年のベテラン。「伊藤がイットーなら私と合わせてダブル『福名』」(福田さん)。

「先日、就活中らしいリクルートスーツ姿の男性のグループがみんなでスクラッチを買って店頭で削ったら、一人が100万円を当てたんです。『これで就活しなくていいかな?』っておどけて言ったので『(その額では)就活はまだがんばらないとダメよ』と、福田と2人で応援の声をかけました」(伊藤さん)。まさに息ぴったりのコンビがこれからも売り場に億を招き続けていきそうだ。

「毎回、ジャンボのたびに売り場の壁をラッピングしてアピール。サマーも目立つ色に変身するのでぜひ期待してください」と伊藤利奈さん(写真右)と福田真由美さん

売り場情報

■池袋東口西武線駅構内売場

住所:東京都豊島区南池袋1-28-1 西武池袋線地上改札前脇

卸商団地チャンスセンター

奇跡の年末ジャンボ2年連続1等を呼んだ「福名」パワー!

「売り場のオープンは昭和59年で、仙台市内でも歴史ある売り場。以前は周辺の倉庫会社勤めの人が主なお客さんでしたが、平成26年年末1等7億円、27年年末1等10億円が続けて出てからは老若男女を問わず、県外からもお客さんがやってくるようになりました」( 販売員・伊藤美千代さん)。

全国にあまたある売り場の中で、平成25年以降、年末ジャンボで2年連続1等が出た売り場は、東京、愛知、大阪の売り場を除くと、なんとここだけ。いかに奇跡の大当たりかがわかるだろう。それを肌で実感してきたのが、ここにもいたイットーさんこと、伊藤美千代さんなのだ。

「いつもお孫さんを連れて毎回ジャンボを買いに来てくれる高齢の男性が前回、ようやく10万円が当たったと大喜び。私もうれしかった」と伊藤さん。先日は福島県の人が、ここで買って100万円が当たったとわざわざお礼にきたことも。まだまだイットーパワーに陰りは見えない。

「7億円が出た平成26年は売り場オープン30周年の節目の年。また近くに市営地下鉄東西線が開通して新駅ができたことも売り場の運気を上げたのかも」と伊藤美千代さん

売り場情報

■卸商団地チャンスセンター

住所:宮城県仙台市若林区卸町1-6-9 卸町会館(卸商センター)

夢ステーションなんばウォーク東店

日本一の富士山にあやかる「福名」店長が招いたサマー7億円!

「ネームプレートの名前を見て『縁起がいいからあなたから買いたい』とおっしゃるお客さんもいます」と話すのは、南海難波駅と近鉄日本橋駅をつなぐ地下ショッピング街「なんばウォーク」三番街にある「夢ステーションなんばウォーク東店」の富士濱真紀さん。販売員歴20年で4年前から、この売り場の店長を務めている。

「小学校の時、担任の先生が『富士山は日本一、ええ名前やなあ』と褒めてくれたのをよく覚えています」。

そんな富士濱さんは店長になってすぐ平成27年サマー1等7億円が売り場から出て「福名」パワーを発揮。

「先日、スクラッチ10枚を買ってその場で削った40代の男性が1等1000万円を当てたんです。本人は驚いて固まってしまって(笑)。様子が不安だったので、地上のみずほ銀行までご案内しました」と富士濱さん。一富士、二鷹、三茄子の言葉を引くまでもなく、ご利益パワーは最高のようだ。

「平成27年サマーで1等が出たときは近い番号を買った人が何人もいらして『銀行でお金を下ろしてでももっとたくさん買っとくんだった』という声をよく聞きました」( 富士濱真紀さん)

売り場情報

■夢ステーションなんばウォーク東店

住所:大阪府大阪市中央区千日前1-5-8 なんばウォーク三番街

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