2020年6月号の女神 小川紗良さんインタビュー

2020/04/28表紙の人インタビュー

10億円が当たったらフィルムで映画を撮影したいです

小川紗良さん

編集部 女優および映画監督として活躍中ですが、日々の中で運不運を感じることはありますか?

小川 人との出会いには恵まれていると思います。たとえば監督を務めた映画『海辺の金魚』の撮影監督を大ベテランの山崎裕さんにお願いしたくて会社の前まで行ったところ、ちょうど山崎さんが出て来られて自然にお話しできたりとか。以前からご一緒したくて、その願望がかないました。

編集部 映画はどういった内容ですか?

小川 施設で育った女の子が自分の人生を歩み出す姿を描いています。母の故郷で私のルーツの鹿児島県阿久根市が舞台です。自然が豊かで肥薩おれんじ鉄道もあり、撮影するのにとても好きな場所です。

編集部 監督をする上でこだわっている部分は?

小川 もちろんフィクションを撮影するわけですけど、ドキュメント性は生かしたいですね。今回の映画は施設が舞台なので現地の子供たちが数多く登場して、予期せぬ映像が撮れたりしてよかったです。

編集部 映画監督をしたいと思ったきっかけは?

小川 高校生のときに体育祭や文化祭など行事のドキュメンタリーを撮影する機会があり興味を持ったのがきっかけです。その後に早稲田大学へ入り、自分でフィクションの映画を作りたいと思って本格的に撮影するようになりました。

編集部 最近は女性の映画監督も増えましたね。

小川 ただ昭和の時代にも田中絹代さんがいらしてあの方がパイオニアかなと思います。名画座の神保町シアターで興味深く拝見しました。

編集部 女優のお仕事も順調ですね。

小川 そうですね。監督とどちらかを優先するというのはなく、何かを作ったり表現したいという意欲のままに、そのときどきでやりたいことをしているうちに今に至っている気がします。さすがに同じ時期に監督と女優と両方を行なうときは頭の切り換えが大変ですけど(笑)。

編集部 今後も複数のドラマに出演しますね。

小川 NHKドラマの『ディア・ペイシェント』では病院の受け付けの役を演じています。さまざまなクレームの窓口でもあり同じ医療ドラマでも以前の患者役とは別の体験をさせていただいています。また『サイレント・ヴォイス2』の4話ではアイドルの役を演じます。実は私、ファンとしてアイドルのライブを観に行くことがあるんですよ。実際に演じてみて、よりアイドルを尊敬するようになりました。ずっと笑顔でいて歌い続けるなんて、すごいですよね。そして別作品では病院の受付の役を演じています。さまざまなクレームの窓口でもあり同じ医療ドラマでも以前の『アライブ』の患者役とは別の体験をさせていただいています。

編集部 ロト7の最高賞金額が10億円でして、もし当たったら?

小川 新たな映画を作りたいですね。最近はデジタル化されていますけど、昔の時代みたいにフィルムを使って、撮影監督は山崎さんにお願いしたいです。

 

■撮影/鷹野政起 ■文/山内弘(cover) ■ヘアメイク/服部さおり ■スタイリスト/SAHO ■衣装協力 トップス=GHOSPELL、スカート=TARO HORIUCHI(ともにKOH’S LICK CURRO 03-6427-1405)、イヤリング=STRI(ストリデザイン事務所 info@stri3.com)

今月の女神

小川紗良(おがわ・さら)

1996年6月8日、東京都生まれ。B型。高校時代に雑誌モデルに選ばれ、また学校行事を撮影・編集して上映し、女優としても映像監督としてもその一歩を踏み出す。2019年はドラマ『10神スパイ大作戦』(U局)のヒロイン、NHK 連続テレビ小説『まんぷく』のメインキャスト、『向かいのバズる家族』(YTV)のレギュラー、『フォローされたら終わり』(AbemaTV)のヒロインと連ドラ出演を重ねる。2020年1月から『アライブ』(フジテレビ)にレギュラー出演。また新規映画プロジェクトの1本目の主演に抜擢され監督としては4作目、初の長編映画『海辺の金魚』が国際映画祭を経て2021年に公開予定。「水道橋博士のメルマ旬報」の連載他、執筆業も行なっている。

小川さんはBSテレ東開局20周年特別企画『サイレント・ヴォイス行動心理捜査官・楯岡絵麻 Season2』の5月初旬放送予定の第4話のゲスト主役を務める。番組は毎週土曜日21時から放送中。

サイレント・ヴォイス 小川紗良さん
(C)「サイレント・ヴォイス」製作委員会2020

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