昨年11月末から底をつくことなく、一時期は50億円超えしていたロト7のキャリーオーバー。それがある日、一瞬で消えた！編集部総力取材で消えたキャリーオーバーの行方を追った！
キャリーオーバー48億円が第415回ロト7の1回の抽せんですべてカラに！
今年の上半期の大きな話題といえば、なんといってもロト7のキャリーオーバーだ。
ご存じのように、昨年11月末から始まったキャリーオーバーの蓄積は、今年に入ると一時、約58億円まで膨れ、その結果ロト7が沸きに沸いていた！
ところが、4月16日（金）、第415回ロト7で事件は起きた！ この日、前回から約48億円ものキャリーオーバーを持ち越していたロト7。大方の予測では１等が出ても１口、２口。その場合、キャリーオーバーが48億円あるので、1等は上限の10億円。つまり、1等が多めに出たとしても10億円または20億円のキャリーオーバーがなくなる程度だろうと。
しかし、誰もがあ然としたであろう抽せん結果が！ なんと1等は9億1644万円。そう10億円を切っている。これはつまり、キャリーオーバーが底を尽いたことを意味する金額なのだ。1等は6口も当せんし、すべからくキャリーオーバーは無くなってしまったのだ。
そこからロト7の抽せんでは、しばらくキャリーオーバーロスが続くことになる。それを証明するように、それまでの販売実績は30億円を超えていたが、キャリーオーバーロスになると、販売実績は20億円前後になった。
当せん数字を見ると基本パターンだけで当てられる!?
キャリーオーバーロスを引き起こした第415回の当せん数字を確認してみたい。
当せん数字は、「04 08 12 13 23 32 37」。
実は、本誌の5月号特集1で、沸騰中のロト7キャリーオーバー特集をしていたのだが、そのなかの法則がズバリ当たっていた。それは、
一、出現上位の「04」「08」「22」「32」「35」は厚めに狙う
一、引っ張り、右スライドは確実に1個ないし2個押さえる
一、連続数字は確実に予想に入れる
一、下ヒトケタ共通数字は押さえておく
となっているが、実際に
一、出現上位の「04」「08」「22」「32」「35」は厚めに狙う＝「04」「08」「32」
一、引っ張り、右スライドは確実に1個ないし2個押さえる＝引っ張り「08」、引っ張り＆右スライド「37」
一、連続数字は確実に予想に入れる＝「12」「13」
一、下ヒトケタ共通数字は押さえておく＝「23」
そう、すべてポイント通りに出現しているのだ！
前みそになるが、実際に特集内で出したオススメ予想も5等が2本も当たっていた。
つまるところ、基本を押さえて予想していれば、大きな当たりが十分狙えたということ。
1等6口は同一人物？それとも別々の当せん者？
ここまで見てきて、やはり思うのが、果たして1等6口は、誰の手に渡ったのだろう、ということ。
そこで編集部総力取材を行なった結果、ついに1等6口の出どころを突き止めることに成功した！
結論からいうと、1等1口が3件、そして複数口（3口）ではないかという可能性の高いものが1件。
さらに驚くことに、1等6口中5口がネット購入だったということ！
昨今のコロナ禍で急速に普及しているネットでの宝くじ購入。まさにその潮流がここに出ていたのだ！
ちなみにネットでの当せんは、楽天銀行が2口（別々の口座）、そして三菱UFJから3口（これが複数口当せんの可能性が高いもの）、そして最後の1口はみずほ銀行八王子南口売り場から出ていた。
ロト7では、キャリーオーバーが膨らむと、複数口購入する人が増えるといわれている。これは、第7回で1等8億円（当時の最高額）が2本、香川県観音寺チャンスセンターから。さらに第310回ロト7では1等億3358万3800円が3本＝約28億円が高知県の高知イオンチャンスセンターから出ている。これも同一人物が複数口購入したといわれている。このような事例が要因で、複数口購入が増えているのだ。
売り場でもネットでも当たり数字を選んでいれば1等！
結局、今回複数口購入だったかどうかまではわからなかったが、いずれにせよ売り場で買おうが、ネットで買おうが、数字選択式宝くじであるロト7の場合、当たり数字を選んでさえいればいいわけだ！
さらに、今回の当せんのように基本データがものをいう場合もある。ぜひ、本誌データなどを参考に、次の億万長者を目指してほしい！
※この記事は『ロト・ナンバーズ「超」的中法2021年7月号』掲載記事を一部抜粋変更したものです。
