ナンバーズ3は3ケタの数字を当てる数字選択式宝くじだ。この記事を執筆している2020年12月16日の時点で、5588回の抽せんをこなしていて歴史も深い。
3ケタの数字ということは「000」から「999」の1000通り(ストレート)。つまり、どの数字も均等に出ていれば、約5.5回出ている計算になる。
ところが数字というのは「バイアス(片寄り)」が存在する!
そう、まだ出ていない数字があるのだ。これを業界では「バージンストレート」(未出現ストレート)と呼んでいる。その数字は第5585回の時点で5通りだった。そして巷でこの5通りは「バージン五奉行」と呼ばれていたとかいないとか……。
さて、「だった」と表現したのは、過去形だったから。つまり、出たのである‼
事件が発生したのは、12月14日(月)の第5586回。ナンバーズ3の当せん数字は「688」。この数字こそ5通り残っていたバージンストレートのひとつなのだ!
当せん金を見ると、ストレートが195口で7万6000円。普通、ダブル数字であれば、ストレートは10万円を超える高配当になることが多いのだが……。やはり、「バージン五奉行」を狙っていた人が多かったということなのだろう。
ちなみに、解散こそしてしまった「バージン五奉行」だが、残っている4通りは、
「120」
「467」
「541」
「894」
だ。この4通りを「バージン四天王」とでも呼んでおきたい。
このように出続けない数字は考えにくいので、ぜひ「バージン四天王」を覚えておこう!
(文責 石川修)