3月29日発売の『ロト・ナンバーズ「超」的中法』5月号でもドリームジャンボを大特集! 平成30年分のドリームジャンボ総決算

2019/03/27ジャンボ宝くじ

平成30年分のドリームジャンボ総決算

平成30年間でドリームジャンボをいちばん多く引き当てた売り場は? 平成最後のドリームジャンボでいちばん当たりそうな売り場は!?

4月1日(月)から4月26日(金)まで、平成最後のドリームジャンボ宝くじ(1等3億円)が発売されます。今回のドリームジャンボは、平成の元号で発売される最後のジャンボ宝くじです。そこで、今回は平成30年間のドリームジャンボを総決算!1989年の平成元年から2018年の平成30年まで、30年間のドリームジャンボの歴史を振り返ります。

ジャンボ宝くじの時代をつくったドリームジャンボ

日本の宝くじは江戸時代に始まったと言われており、当初はお寺で行われ、当せん者にはお守りが授けられていました。その後、金銭と結びつき一般化しましたが、1842年の天保の改革で禁止され、解禁されたのは百年後の昭和20(1945)年からでした。

昭和40(1965)年には最高賞金が700万円となり宝くじファンも増加。昭和54(1979)年に「サマージャンボ宝くじ」(1等2,000万円)が誕生し、翌昭和55(1980)年に1等3,000万円の「ドリームジャンボ宝くじ」が発売されたことで、宝くじのジャンボ時代が到来したと言われています。ドリームジャンボ宝くじは、ジャンボ宝くじブームをつくった記念すべき宝くじなのです。

平成のジャンボ宝くじは、ドリームで始まりドリームで終わる 平成のドリームジャンボ宝くじの変遷 

平成最初のジャンボ宝くじとなったのが、平成元(1989)年5月に発売されたドリームジャンボ宝くじで、1等賞金6,000万円でした。下のグラフはドリームジャンポの1等賞金と1等本数の変遷を示したものですが、平成11(1999)年に1当賞金が2億円、平成27(2015)年には5億円となるなど、時代とともに賞金金額も移り変わっています。ドリームジャンボで開幕した平成のジャンポ宝くじは、奇しくも平成最後のジャンボ宝くじを締めくくることになりました。平成最後のドリームジャンボ宝くじ、これはもう、買わないという選択肢はない!ですよね。

 

  • ●平成30年間のドリームジャンボ宝くじの1等賞金と1等本数の変遷

平成30年間のドリームジャンボ宝くじの1等賞金と1等本数の変遷

ドリームジャンボ宝くじ 1等当せん売り場ランキング

平成30年間でドリームジャンボ宝くじの1等をいちばん多く出した売り場は?

ドリームジャンボ宝くじは毎年1回春に発売され、平成元(1989)年から平成30(2018)年までに30回発売されています。

全国には約8700箇所以上の有人宝くじ売り場がありますが、平成の30年間でドリームジャンポ宝くじの1等を出した売り場を本数順にランキングすると、1位は大阪市北区の「大阪駅前第4ビル特設売場」で、平成30年間のドリームジャンボ1等の当せん本数は86本にも上ります。2位は全国的な知名度も高い、東京都中央区銀座の「西銀座チャンスセンター」79本、3位は愛知県名古屋市の「名駅前チャンスセンター」43本となりました。

 

  • ●平成30年間でドリームジャンボ宝くじの1等を引き当てた宝くじ売り場 全国ランキング

平成30年間でドリームジャンボ宝くじの1等を引き当てた宝くじ売り場 全国ランキング

 

【1位】大阪駅前第4ビル特設売場

大阪駅前第4ビル特設売場

宝くじ売り場の横綱、大阪最強と称されるほど有名な宝くじ売り場。ジャンボ宝くじの発売期間中のみ営業をする“ジャンボひと筋”の特設売り場で、発売初日には長蛇の列ができます。

第4ビル前が工事のため、4月から第3ビル前にて移転営業します。

  • ●場所:大阪市北区梅田大阪駅前第3ビル 1階東側公開空地
  • 営業時間:8:00〜20:00

 

【2位】西銀座チャンスセンター

西銀座チャンスセンター

名実ともに日本一の宝くじ売り場で、宝くじの聖地と呼ばれています。平成30年間で総額800億円を引き当て、498人もの億万長者を輩出しています。当たると評判の「1番窓口」の人気はダントツですが、ラッキーセブンの「7番窓口」も狙い目です。

  • 場所:中央区銀座4-1西銀座デパート
  • 営業時間:9:00〜20:00 ※ドリームジャンボ発売初日は8:30〜20:00

 

【3位】名駅前チャンスセンター

名駅前チャンスセンター

東海地方ナンバー1の宝くじ売り場です。1994年以降の1億円以上の当せんは266本、高額当せん金額は450億円を誇ります。

2019年はバレンタインジャンボで1等3億円を早々に引き当てており、2018年に1等を引き当てなかった分が、2019年に還元されるかも?と期待が高まります。

  • 場所:名古屋市中村区名駅1-2-1
  • 営業時間:8:30〜20:00

平成最後のドリームジャンボ、狙うべき売り場はココだ!

平成の最初と最後を飾るドリームジャンボ 「1年」にこだわり10年周期で見てみると

平成の30年間のデータをもとに、平成最後のドリームジャンボがどうなるのか予想してみました。

宝くじには当たりの周期と呼ばれる法則があります。たとえばオリンピック開催年ごとに当たりを引き当てる「4年周期」は有名で、世界的なイベントの盛り上がりに合わせて、その波長に合う売り場は、大当たりを引き当てるパワーが強くなると言われています。となると、来年の宝くじはぜひ東京で!と期待したいところです。

では、今回のドリームジャンボにはどんな周期があるのかというと、平成の最初と最後のジャンボ宝くじがドリームジャンボであること、平成元(1)年と平成31年でともに「1年」が共通していることから、1年のつく年のドリームジャンボの1等を引き当てた売り場に運気が集まりそうです。

下図は、ドリームジャンボ宝くじの1等を複数本引き当てた全国の宝くじ売り場の一覧ですが、ドリームジャンボの1等をいちばん引き当てている売り場は、平成元年が東京、平成11年が大阪、平成21年が東京であることから、平成31年のドリームジャンボは、大阪の売り場が当せん本数が多く傾向にあるのではないでしょうか。

ドリームジャンボ宝くじの1等を複数本引き当てた全国の宝くじ売り場の一覧

実績からすれば「大阪駅前第4ビル特設売場」が本命となりますが、今回は第4ビル前から第3ビル前に移転することから、運気のに何らかの影響をおよぼすかもしれません。

また、「西銀座」「大阪駅前特設」の東西二強の次に、東京の二番手「池袋東口」がトップをとっていることから、今回は大阪の二番手売り場が対抗となることが予想されます。

前出のTOP10には大阪の二番手売り場はランクインしていませんが、大阪二番手は、平成30年間で10本のドリームジャンボ1等を引き当てた「JR天王寺駅構内売場」(大阪市天王寺区)にも注目です。

これまでのドリームジャンボNo1売り場実績図

 

大阪二番手に注目? JR天王寺駅構内売場

JR天王寺駅構内売場

JR天王寺駅構内にある売り場で、高額当せんがよく出る穴場的スポットです。小さい売り場ながらも、過去10年で1等を24本も出す実力派です。駅ビルなのでアクセスもよく、運気も集まってくるのかも。

  • 場所:大阪市天王寺区悲田院町10-45 JR天王寺駅西口
  • 営業時間:8:00〜20:00

宝くじ研究家・山ちゃんの平成最後のドリームジャンボ、狙うべき売り場はココだ!

平成31年は亥年 平成の亥年のドリームジャンボ実績から予想すると

平成最後の平成31年は、十二支でもいちばん最後の亥年です。亥年は「次のステージやステップに向けて準備する時期」と言われおり、5月からの新元号のネクストステージに向けて、経済的な側面からも準備をする時期と考えられます。

そこで、平成の亥年である平成7(1995)年と平成19(2007)年のドリームジャンボで1等を複数回引き当てた売り場を調べると、下記の通り、「西銀座」が通算7本と圧勝。「大阪駅前第4ビル特設売場」「名駅前チャンスセンター」が各4本と、常連の高額当せん売り場がトップ3の顔ぶれとなっています。しかし、平成19年の亥年に1等を複数本引き当てたのは名古屋の「名鉄観光名駅地下支店」のみで、1等2億円を3本も引き当てています。

そこで亥年と名古屋の関係を探ってみると、名古屋には猪にちなんだ「猪子石神明社(いのこいししんめいしゃ)」(名東区神月町602)や「猪子石神社(いのこしじんじゃ)」(名東区香坂520)があることから、亥年にはことさらご利益が高まるのかも?

猪は神様の化身や使者とも言われることから、“猪に神頼み”という手もあるかもしれません。

平成の亥年のドリームジャンボ宝くじ1等引き当て売り場

 

亥年は名古屋? 名鉄観光名駅地下支店

名鉄観光名駅地下支店

中部地区第2位の当せん実績を誇る売り場で、これまでに3億円34本を引き当てています。

ドリームジャンボは平成25年に1等1.1億円を3本、22年に2等1億円を1本、20年に1等3億円を1本と相性もバッチリ♥

  • 場所:名古屋市中村区名駅1-2-1 名鉄ビル地下内
  • 営業時間:7:30〜21:30(最終日は21:00)

 

山口旦訓(やまぐち・かつのり)さん

山口旦訓さん

宝くじ研究の第一人者。通称山ちゃん。

昭和15年3月、東京都生まれ。早稲田大学卒業後、新聞記者を経てフリーに。新聞社の社会部記者時代に、10年間宝くじの連載企画を担当。以後50年間、宝くじ研究家として47都道府県すべての売り場の情報を網羅し、知識を深め、リアルタイムでホットな売り場を解析。あらゆる記事を多くのメディアに執筆し、講演会などでも活躍中。

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