政治を愛するお嬢様芸人のたかまつななさんに毎月気になるニュースを紹介してもらう「たかまつななの気になる数字ですの♪」。たかまつさんと言えば「NHK内定」のニュースが話題になっていますが、そんなたかまつさんがNHKを受けた理由とは?さらに今回は、たかまつさんが目標としているジャーナリスト・池上彰さんの話術について教えていただきました。
NHKを受けた理由
みなさま、御機嫌よう。この度、文春砲に撃たれました「たかまつなな」です。
文春砲は、恋愛ではなく、まさかNHKに内定したという内容でした。
NHKを受けた理由としましては、お笑い界の池上彰さまを目指しているからです。
元NHKの記者だった池上彰さまを追いかけてNHKに入局いたしました。様々な噂が飛び交っておりますが、私が今、出張授業としてやっている「笑える!政治教育ショー」をNHKで番組化したいと考えております。
池上彰さまの話術
政治を分かりやすく伝える方法をずっと模索してきました。池上彰さまは、どうして分かりやすいのか、池上彰さまの話し方を言語学から分析しました。
みなさまは、「自分の話に、説得力を持たせたい!」「商談をする際に、いまひとつ自社の製品の魅力や効果を伝えられない」そんな風に感じた事は、ありませんか。実は、話し方を少しだけ変えるだけで、劇的に説得力を増す方法があるんです。でも、そんなの絶対、難しい、俺には無理だよ……と、お思いかもしれませんが、なんと!!! 語尾を変えるだけで良いのです。
実際に、池上彰さまがよく使っているのは、修辞的疑問法です。修辞的疑問法とは、形は疑問文で、意味は平叙文という表現法です。例えば、「誰が知っているのだろうか?」という文章は、形は疑問文ですが、意味は「誰も知らない」という平叙文です。「誰も知らない」という文をあえて疑問文「誰が知っているのだろうか?」にすることによって、文章に変化を与えるだけでなく、読者・聞き手に訴えかけるダイアローグ的特質を持ちます。つまり、あえて疑問文にすることによって、印象を強く与えているんです。
実際に、池上彰さまが憲法の番組において、同性婚について扱った際に、VTRを見たあとにこのように解説をされました。「国民は皆平等だ、差別されてはいけないという観点で考えると、同性婚は憲法違反にならないのではないか、同性婚は認められるのではないか?と(中略)主張している訳ですね」
こちらも、意味は「同性婚は憲法違反にならない」という平叙文ですが、形は「同性婚は憲法違反にならないのではないか」と疑問文にしています。そのことによって問題のいびつさを強調しています。
池上さまは、政治的中立に解説しているように、見せなければならないので、過激な言葉を使えません。その中で、印象づけて話す際に、あえて疑問文にする修辞的疑問法を用いるようになったのではないでしょうか。
みなさまも、ぜひ語尾を疑問文に変えて、人を惹きつけてみてください。
人を惹きつける話し方のメソッド公開講座
私はもともと話すのが苦手だったのに、お笑い芸人になったので、お笑いや話し方を体系化しているので、それを少しでもお伝えしたいとおもい、今回、人を惹きつける話し方のメソッドの公開講座を行います。
1/23(火) 人を惹きつけるプレゼンの作り方 @新宿文化センターホール
https://peatix.com/event/334421/
ぜひお越しくださいませ!
※次回は1月29日(月)更新予定です。
たかまつなな
お笑いジャーナリスト・お嬢様芸人・株式会社 笑下村塾代表取締役
フェリス女学院出身のお嬢様芸人として、テレビ・舞台で活動する傍ら、 お笑いジャーナリストとして、お笑いを通して社会問題を発信している。18才選挙権を機に、若者と政治の距離を縮めるために、株式会社笑下村塾を設立。「笑える!使える!政治教育ショー」を開発し、全国に出張授業・講師養成を行う。
芸能活動をする一方、東京大学大学院情報学環教育部、慶應義塾大学大学院政策メディア研究科で学業に勤しみながら、講演会・シンポジウム・ワークショップ・イベント企画など手がける。
夢は、お笑い界の池上彰になることである。
株式会社 笑下村塾HP:http://www.takamatsunana.com/