ロト6・1等口数が20口以上の怪(回)!?
7月20日(月)、第1501回ロト6で珍事は起きた。
通常、1等の当せん口数は多くても5口程度なのだが、この回の当せん口数は驚きの26口! 1等当せん金は、2億5000万円のキャリーオーバーがあったことで、これだけの口数が当せんしたにもかかわらず約2000万円をキープ。ちなみに2等は10口で約800万円。当せん口数は逆転現象となった。いったいどうしてこれほどの口数が当せんしたのだろうか?
1等20口以上は過去5回!
そこでこれまでに1等口数が20口以上の回を調べてみた(表1参照)。
表1.1等当せん口数が20口以上あった回(第1501回まで)
まず伝説となった1等167口の第230回。これは当せん数字だけ見ると、なぜこの数字で167口? となるのだが、あるまことしやかにささやかれていた攻略法が関係している。表2が謎を解くヒントなのだが、第230回の2回前から7回分さかのぼって数字を拾っていくのだが、アミカケしたようにナナメに数字を見ていく。具体的には、第222回の「04」、第223回の「09」…第228回「34」。すると第230回の当せん数字(ボーナス数字含む)がすべて入っているのだ! これが1等口数が多かった最も有力な説だ。
表2.第230回の当せん数字が過去8回分のナナメの数字で構成されていたケース
次に第301回は、当せん数字に口数が多いヒントがある。それは「04 05 06 09 10 11」、そう「04 05 06」と「09 10 11」という3連続数字が2組で構成されていたこと。ロト6を知る人であれば、ただでさえ出ずらい3連続数字を、しかも2組も選ぶということは考えにくいのだが、おそらくロト6をあまり知らない人が多く当たったのではないか、と言われている。
申込カードで形になるような数字は口数が増える!
さらに第146回、第259回、第331回はある共通点がある。カギを握るのは「申込カード」。この3回を申込カードに示したものが、下の写真だ。
何か気づくことはないだろうか?
そう、規則的な配置だったり、ある種の形になっているのだ。たとえば第146回は横棒と縦、第259回はナナメに4個並んでかつ残り2個も規則的な位置、第331回は大きな四角になっているのがわかるだろう。ほかにも規則的な配置や形になっている回は、第57回や第84回が代表的な回だ。このように申込カードに記入した際に、規則的な配置や形になる当せん数字は口数が増えたり、当せん金が低い傾向にある。
第1501回ロト6 当せん数字に特徴なし?
以上を踏まえて今回の当せん数字を見てみよう。
「06 10 13 25 31 38」。3連続数字が2組あるわけでも、直近の当せん数字をナナメに見た数字が出ているわけでもない。さらに奇数3個、偶数3個とバランスがいい上、各番台からも均等に数字が出現している。加えて申込カードに書き込んでみても規則的な配置や形にはなっていない……。仮にどこかで予想された数字であればネット上ですぐに浮上して大騒ぎになるが、それも今回は見受けられない。つまるところ、「謎」なのだ。
ただ、609万6454分の1という1等当せん確率で26口も出るということは、同一人物による複数口買い、くらいしか考えにくい。その答えが出るのは当たった売り場がわかれば手っ取り早いのだが……。もし同じ売り場から複数出ていれば、複数口購入の可能性が高いと判断できるからだ。今後も、今回の当たりが出た売り場は編集部で追跡していくので、ぜひ続報を待ってほしい!
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文責/石川 修