続報!第1501回ロト6・1等26口の怪(回)

2020/07/29

ロト6・1等複数口当せんの傾向に当てはまらない?

 7月20日(月)、第1501回ロト6で1等が26口も出るという珍事が発生。これに対し、創刊20年の月刊誌ロト・ナンバーズ「超」的中法編集部でも、1等が複数口出るときの傾向を紹介(前回)。まことしやかに囁かれた攻略法、3連続数字が2組という素人買い、さらには申込カードに当せん数字を書き込んだときに、「規則性」や「形」になるもの、といったこれまでの理由を検証した。
 しかし、今回の第1501回の当せん数字は、そのどれにも当てはまらなかった。どこかの予想が当たった? 複数口買いに違いない? はたまたグループ買いなのか? さまざまな憶測が飛び交う中、ある重要な事実が発覚した!

【ロト6】第1501回ロト6・1等26口の怪

【ロト6】第1501回ロト6・1等26口の怪

1等が出た売り場は、全国26か所!

 1等26口という稀に見る複数口の謎に迫る事実がひとつ発覚した。それは前回の記事でも触れた「売り場」だ。仮に1等が出た売り場が1か所であれば、ほぼ「複数口買い」または「グループ購入」の可能性が高い。
 そして編集部独自調べで、ついに1等が出た売り場が判明! 下の表が第1501回ロト6で1等が出た売り場だ。全部で26か所ある(ネット含む)
 もうおわかりだろう、そう複数口買いではないのだ! さらに売り場の都道府県を見ても、同一人物が別の売り場で同じ買い目を購入したとも考えにくい。
 これでひとつの可能性が消えたことになるが……さらに謎は深まった。

■第1501回ロト6・1等当せん売り場(全26売り場)

売り場名住所1等口数
ガーデン前橋チャンスセンター群馬県前橋市1口
北浦和西口チャンスセンター埼玉県さいたま市1口
川西西友チャンスセンター兵庫県川西市1口
新庄マックスバリュチャンスセンター山形県新庄市1口
鴨池イオンチャンスセンター鹿児島県鹿児島市1口
ふたば浜田店茨城県水戸市1口
上大岡チャンスセンター神奈川県横浜市1口
マルエツ川崎宮前宝くじショップ神奈川県川崎市1口
ジョイフル本田古河店2茨城県古河市1口
川口安行マミーマートチャンスセンター埼玉県川口市1口
ブックエース杉戸店埼玉県北葛飾郡1口
みしまや春日チャンスセンター島根県松江市1口
鳥栖フレスポチャンスセンター佐賀県鳥栖市1口
みずほ銀行(ネットバンキング)-1口
宝くじ屋さんイオン野洲店滋賀県野洲市1口
田町 大黒天宝くじ東京都港区1口
ベイシアおおたモールチャンスセンター群馬県太田市1口
南吉成タウンプラザチャンスセンター宮城県仙台市1口
都城たばこ販売協同組合宮崎県都城市1口
西根ココハウスチャンスセンター岩手県八幡平市1口
みずほ銀行成城支店東京都世田谷区1口
日根野イオンチャンスセンター大阪府泉佐野市1口
打田オーストリートチャンスセンター和歌山県紀の川市1口
伊達ヨークベニマルチャンスセンター福島県伊達市1口
八尾駅前チャンスセンター大阪府八尾市1口
下松ゆめタウンチャンスセンター山口県下松市1口

当せん数字の直近の出方

 念のため、第1501回の当せん数字「06 10 13 25 31 38」が直近でどのような出現をしていたかチェックしてみた。

「06」=4回前の第1497回に出現
「10」=2回前の第1499回に出現
「13」=5回前の第1496回に出現
「25」=20回前の第1481回に出現
「31」=10回前の第1491回に出現
「38」=7回前の第1494回に出現

 長期間出ていない「25」に直近10回以内に出た数字が5個とほぼインターバル(出現理論値)どおりの出現となっている。
 ちなみに、編集部ではこれ以外にも「次に出る数字」や「ロト7からの連動攻略」など、さまざまな攻略法で検証してみたが、どれも当せん数字にたどり着くものはなかった。

■参考 インターバル出現理論値
※インターバル1は1回後に出現する確率。インターバル2は2回後…インターバル10以上は10回以上後に出現する確率の合計。

インターバル1=14.0%
インターバル2=12.0%
インターバル3=10.3%
インターバル4=8.9%
インターバル5=7.6%
インターバル6=6.6%
インターバル7=5.7%
インターバル8=4.9%
インターバル9=4.2%
インターバル10以上=25.9%

選びやすいバランスのいい数字?

 ここまでの検証で、謎は深まるばかり。
 改めて、第1501回の販売実績を見てみたい。この回は、16憶7687万9600円。これを1口200円で割り返すと、838万4398口が販売されたことになる。これはロト6の全通り609万6454通りの約1.4倍にあたる。つまり、「2口かぶった買い目」は相当な割合で存在していることになる。少しややこしい話になるが、「全く同じ買い目」のグループが何個ずつ分散しているかということになると、平均「1.4口」のグループのなかに「26口」というグループが存在するということは、かなり確率が低いと想定できる
 しかし、実際は発生してしまった。これは、数字選びの際に何らかの「バイアス(偏り)」が発生したのではないか、ということが考えられる。たとえば、「人気の数字に集中してしまった」「より人が多く選ぶ数字が出てしまった」ということ。
 実際に当せん数字は「06 10 13 25 31 38」。ひとつの可能性ではあるが「誕生日」や「記念日」、「生まれ年」などのいわゆる日付に関するものが挙げられる。事実、1日から31日までの数字で5数字(06 10 13 25 31)は理由が付く。これまでのロト6の抽せんでも「31」以下ですべての当せん数字が構成されるとき、口数は多くなることは証明されている。実際に、この回の3等(5数字が的中)は602口と普段よりも3~400口以上も多い! 残りの「38」に関しても、たとえば昭和38年生まれ、実年齢が38才など、いくつかの要因が考えられる。
 上記に加えて、今回の当せん数字は各番台(ヒトケタ台、10番台、20番台、30番台)からバランスよく数字が出ている。40番台の数字がなかったとしても、きわめてバランスがいい数字になっている。
 以上のことから、「選びやすい」かつ「バランスのいい」数字が、たまたま今回の当せん数字になったのではないか、というのが現状で最も有力と思われる推論だ。
 ロト6は、自分の好きな数字やこだわりで「自由に数字を選べる」宝くじ。今回の考察を参考にしつつ、ぜひ自分だけの買い目で大きな夢をつかんでほしい!
 なお、もし今回1等当せんを果たした方がこの記事を見ていたら、ぜひとも編集部にご一報いただき、この「謎」の解決にご協力いただきたい。

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文責/石川 修

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