浅草橋東口駅前売場(東京都)
見事、今年サマー1等前後賞7億円を出した「秀じい」は現役期間最長販売員
「先日、50代の自営業風の男性があいさつにきて『秀じいから買ったくじで3000万円が当たりました。ようやく家が買えます』と。嬉しかったね」
こう話すのは「浅草橋東口駅前売場」で昭和24年から宝くじを売り続けている「秀じい」こと森秀夫さん(85)。今年のサマー7億円を含め過去21年間で億万長者20人、総額40億円超の大当たりを出している売り場だ。売り場を覗くと、ハチの巣のようにぶら下がった大小多数の鈴が目に入る。秀じいはお客さんにくじを手渡す前に必ず時間をかけてその鈴でくじをこすって念を込めている。
「最初はひとつの鈴だったのが、常連さんからどんどんプレゼントされてこんなになったんじゃ。長年、宝くじを売ってきて感じるのは、当たりを呼ぶのは努力ではなく運。だから1枚1枚、念を込めることが大切なんじゃよ」
常連客が、当たるたびにお礼に持ち寄る鈴でまさに鈴なり状態。多くの「当たって嬉しい」念がこもった最強の縁起物だ。
「最初に1等を当てたのは売り場脇にあった喫茶店の老夫婦。忘れないよ」
========売り場情報========
■浅草橋東口駅前売場(東京都)
■住所 東京都台東区浅草橋1-17 浅草橋駅東口
■アクセス JR総武線「浅草橋駅」東口下車すぐ 3つ並ぶボックスのうち、秀じいのボックスは中央。
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