【2018年 年末ジャンボ宝くじ特集】東西2大売り場徹底対決!人気販売員が明かす億の招き方~西~

2018/11/21

大阪府・大阪駅前第4ビル特設売場

208年年末ジャンボ特殊大阪駅前第4ビル特設売場

億万長者297人、総額563.5億円(平成11年以降)の関西一の大当たり売り場! 史上最高13年年末1等5本30億円を招いた4つの億招き術

JR大阪駅から徒歩5分ほど。大阪駅前第4ビルの御堂筋側の広場に、ジャンボ期間中だけ人だかりが出現する。全国的に見ても、こうした期間限定の売り場が超人気になっているのは珍しい。

「じつは梅田の地下街では行列ができて通行の妨げになることを配慮して33年前から、ジャンボ宝くじを販売しない取り決めをしました。その代わりに8業者(85年開始時は5業者)が共同で出しているのがこの売り場なんです」(以下コメントはすべて販売担当・野田保隆さん)

つまり普段は売り上げでしのぎを削る8業者がジャンボ時だけ、力を合わせて販売する形態。

「8業者がそれぞれに持った億招きのノウハウをジャンボ時は凝縮。それがこれだけの億を出していると思います」

その億招き術をさっそく紹介していこう。

①億を呼ぶ札束ディスプレー!

売り場の名物のひとつが、そのジャンボの1等前後賞の金額の札束を積み上げたディスプレー。今回の年末ジャンボならば10億円分の札束が積み上げられ、壮観だ。

「買う前に、これが自分のものになると暗示をかけていただければという思いで設置しています。実際、買う前にディスプレーの前で手を合わせていくお客さんが多いです」

先日はこんなことがあった。バラ30枚を購入した女性が札束ディスプレーの前でふと立ち止まり、なにか暗示をうけたように窓口に戻ってきて「連番をもう10枚」。なんとその連番10枚の中に、1等前後賞が入っていたのだ。

「その女性いわく『札束ディスプレーがなにか囁いている気がして、追加で買うことにした』そうです」

購入時は、札束ディスプレーの前で耳を澄ましてみよう。

208年年末ジャンボ特殊大阪駅前第4ビル特設売場札束ディスプレイ

店頭向かっていちばん左端にある札束ディスプレー。年末には10億円分が飾られる

②勝負飯は「ジャンボたこ焼き」

大阪と言えばたこ焼きだが、担当者が昼によく食べるのが、じゃんぼ総本店のたこ焼きだという。

「本当に普通の市販のたこ焼きより2まわりほど大きいんです。タコは英語でオクトパス。ジャンボで億との語呂合わせ。大阪商人はベタなのが大好きですから」

208年年末ジャンボ特殊大阪駅前第4ビル特設売場ジャンボたこ焼き

販売員さんに人気の勝負飯はじゃんぼ総本店のジャンボたこ焼き

③地元の氏神さんパワーを大切にする

御堂筋を挟んで、売り場と向かい合う位置にある露天神社(通称・お初天神)のお札が売り場に飾られている。

「 元禄16年に神社の境内で実際にあった心中事件を題材に、近松門左衛門が人形浄瑠璃『曽根崎心中』を書いたと言われる由緒あるところ。売り場もこの神社の氏子になっていて、毎年、夏祭りの際は、獅子舞が売り場にやってきます。この獅子舞に噛まれると運気が上がるというので、販売員は積極的に噛まれてますよ」

獅子舞が来るのは、ちょうどサマーの期間中。ここ10年間で見ると、全国でいちばん1等が出ているのは、この売り場なのも、獅子舞パワーのおかげかもしれない。お初天神で当せん祈願してから購入するのもご利益がありそう。

208年年末ジャンボ特殊大阪駅前第4ビル特設売場お初天神

店内には売り場が氏子になっているお初天神( 露天神社)のお札が

④五輪選手もパワーを連れてくる

下の写真は08年年末期間中に売り場を訪れたフェンシング日本代表の太田雄貴選手。

「じつは以前から後援会に入るなど、売り場を上げて太田選手を応援していたんです。そうしたらこの年の北京五輪で太田選手は日本人初のフェンシング銀メダル。その報告を兼ねて、売り場にいらしてくれたんです」

太田選手は12年ロンドン五輪で団体銀。それに続くように、売り場からは13年年末で1等前後賞6億円5本総計30億円。ジャンボ1回で30億円という記録はいまも破られていない。

「太田選手を応援することで売り場も計り知れないパワーをいただいた。今後もさまざまなスポーツの選手を売り場として応援していこうと思います」

まさにあやかれるものにはすべてあやかるのが大阪流。これこそ億招きの神髄だ。

208年年末ジャンボ特殊大阪駅前第4ビル特設売場太田選手

売り場有志が後援会で応援していた縁で太田雄貴選手も売り場に

208年年末ジャンボ特殊大阪駅前第4ビル特設売場販売員

現在8業者の共同運営だが、各社の販売員同士の結束は固い

億の足跡~ 大阪駅前第4ビル特設売場

大阪・梅田地下街の売り場が結集! 13年年末1等5本30億円は史上最高!

208年年末ジャンボ特殊大阪駅前第4ビル特設売場「億の足跡1」

208年年末ジャンボ特殊大阪駅前第4ビル特設売場「億の足跡2」

まずは1974年年末の行列の写真(右下)を見てほしい。当時、大阪駅周辺の人気宝くじ売り場は梅田地下街に集中。売り場から続く行列が階段を上がり、阪急百貨店を3重に取り巻き、社会問題に。そこで85年、地下街の5業者はジャンボ期間中のみ大阪駅前第4ビル前の特設売り場で販売することになった。当時は業者ごとに名札がかかっていたが、2004年から完全共同運営になり、現在の形に。1999年以降で1億円以上が297本、総額563.5億円。13年年末1等5本30億円は1売り場として史上最高の大当たりだ。

売り場情報

■大阪駅前第4ビル特設売場

住所:大阪府大阪市北区梅田1-11-4

 

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※月刊誌『ロトナンバーズ「超」的中法2018年12月号』別冊付録より掲載

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