【2018年年末ジャンボ宝くじ特集】東西2大売り場徹底対決！人気販売員が明かす億の招き方～東～

2018/11/21

東京都・西銀座チャンスセンター

2018年年末西銀座チャンスセンター

億万長者495名が誕生。総額795億円の高額当せん（平成以降）、宝くじのフラッグシップ売り場「4つの億招き術」

ジャンボ発売中、売り場から、有楽町マリオン方面に続く長蛇の列は、都心の風物詩のひとつになっている。

「年末ジャンボ初日など、最長5時間以上の待ち時間になることも。それでも並んでくださるお客さんに頭が下がります」（以下コメントはすべて江口英敏店長）

売り場の前身「日劇前チャンスセンター」がオープンしたのは1960年。当時の宝くじ発売元・日本勧業銀行が宝くじのイメージアップを図るために開業したということからもわかるように、まさに日本を代表する売り場として、58年間、大当たりを出し続けてきた。今回はその内部に潜入。大当たりを呼ぶ秘訣に迫ってみた。

①大当たりを出し続ける1番窓口！

この売り場の一番の特徴は「必ず行列ができる1番窓口」(売り場向かっていちばん右の窓口)の存在だ。なぜこれほどの行列ができる売り場になったのか？

「1992年のジャンボだったと聞いています。発売初日に並んだ『1番窓口』で購入したお客さまが見事1等に当せんされたのです。その人がたまたま店頭で中継していたNHKのテレビカメラの前で『1番窓口で買った』と話したのがきっかけで、爆発的に行列ができるようになり、それが今日までつづいているんです」

いまでは初日の1番目購入を目指して徹夜組も出るが、以前、10年間以上、先頭から2番目に購入していた男性が1千万円を当てたこともあったという。

「最近は8番窓口で当てたという人もいますし、必ずしも1番だから当たるとは言えませんが、1番で買って当てている人がいるのは事実です」

1番伝説はいまも健在なのだ。

2018年年末西銀座チャンスセンター1番窓口

売り場の内側から見た1番窓口。ジャンボ中行列は絶えない

②勝負飯は「いちご大福」

ジャンボになると、販売員がいそいそと通う和菓子店がある。売り場と同じ高速道路高架下にある「大角玉屋」だ。

「ここは元祖いちご大福の店として知られていて、大福を口にすることで億招きしたいというゲン担ぎです」

この勝負飯がメディアで紹介されて以来、ここのいちご大福を買い求め、食べてから、宝くじを購入する常連客が急増しているとか。

「先日もいちご大福を食べてジャンボを買ったら10万円当たったわよという女性にお会いしました」

2018年年末西銀座チャンスセンターいちご大福

銀座インズ内「大角玉屋」元祖いちご大福が勝負飯

③幸運を招く芝大神宮のお札

毎ジャンボ直前、売り場では、港区の「芝大神宮」に高額当せん祈願をかかさない。以前は氏神だった銀座の八官神社にお参りしていたが、20年前に芝大神宮に合祀されたことからこちらに参拝するようになったという。

「行ってみて初めて知ったのですが、芝大神宮は江戸時代から富くじ（いまの宝くじのルーツ）の当せん祈願で人気を博した元祖『宝くじ当せん神社』。八官神社が合祀されたことはなにかのお導きだったのかもしれません」

購入前に、みずからも芝大神宮に参拝、清めのショウガ飴を口にしてから、西銀座を訪れる熱心なファンも多い。

2018年年末西銀座チャンスセンター芝大神宮お札

ジャンボ期間中だけ売り場の外に掲げられる芝大神宮のお札

④金縁もとい禁煙の木のご利益にあやかれ

「数寄屋橋公園は愛煙家がよく利用していて、ちょうど売り場前のけやきの木がそのスポットでした。タバコの煙のせいか、枝ぶりも悪く元気がなかったんです。それが5年前、公園全体が禁煙になり、木の幹に『禁煙』の看板が貼られたところ、木がみるみる元気になって。禁煙と金縁は同音。それにあやかって、私たちは『金縁の木』として、大切に世話をしながら、力をいただいています」

実際、禁煙になった直後の13年年末ジャンボでは1等前後賞7億円が2本も出た。

どんなに大きな売り場も努力なくして億は連続しない。西銀座チャンスセンターの4つの億招き術を、ぜひあなた自身の億招きに活用していただきたい。

2018年年末西銀座チャンスセンターけやき

店頭のけやきにさがる「禁煙」の看板。禁煙＝金縁とゲン担ぎ

2018年年末西銀座チャンスセンター販売員

販売員の合言葉は「笑顔と丁寧な応対で億招き」だとか

億の足跡～西銀座チャンスセンター

フラッグシップ売り場として開業58年間、宝くじ人気をけん引！

2018年年末西銀座チャンスセンター「億の足跡１」

2018年年末西銀座チャンスセンター「億の足跡２」

現在の売り場の前身である東京・有楽町「日劇前チャンスセンター」がオープンしたのは1960年11月。それまで街頭のスタンド売りが主流だったなか、近代的なボックススタイルの売り場として、ジャンボ初日のイベントを始め、宝くじの歴史をけん引してきた。81年2月20日、有楽町再開発とともに閉店、現在の「西銀座チャンスセンター」が翌日にオープンし、役割を引き継いだ。平成になって以来、この売り場から生まれた億万長者は495名。総額795億円の高額当せんが出ている。