【ナンバーズ3&4】 配当が安くなるカラクリ!?

2020/07/02編集長石川の面白い数字

ナンバーズ3&4 配当が安くなるカラクリ⁉

 昨日(202071日抽せん)で当せん数字となった「358」はストレート当せん金、33600円とストレートとしては極めて低い当せん金となりました。なぜこれほどまで安かったのか、推察していきたいと思います。

数字選択式宝くじの当せん金について

 そもそもナンバーズやロトなどの数字選択式宝くじの当せん金は、各等級であらかじめパーセンテージが決まっていて、それを当せん口数で頭割りにするパリミューチャル方式が採用されています。つまり、当せん金が少ない=当せん口数が多い、ということになります。実際にナンバーズ3の当せん金ワースト5を見ると、当せん口数が300口以上と非常に多くなっています(下表参照)。 

 

■ナンバーズ3ストレート当せん金ワースト5

・第1位「323」(第1786回)2万5400円(当せん口数792口)
・第2位「522」(第5182回)3万1200円(当せん口数300口)
・第3位「358」(第5468回)3万3600円(当せん口数376口)
・第4位「928」(第3471回)3万3900円(当せん口数341口)
・第5位「420」(第3356回)3万5900円(当せん口数391口)
・第6位「318」(第3075回)3万6400円(当せん口数226口)
・第7位「511」(第4401回)3万7200円(当せん口数324口)
・第8位「721」(第4553回)3万7600円(当せん口数278口)
・第9位「924」(第4239回)3万8300円(当せん口数258口)
・第10位「127」(第809回)3万8600円(当せん口数127口)

「日付」になる数字

 さらにナンバーズ3の低配当で真っ先に考えられるのが、当せん数字が「日付」になっていること。月刊誌ロト・ナンバーズ「超」的中法でも、再三にわたり「日付」になる番号は低配当になりやすい、と紹介してきましたが、これは誕生日や記念日などで購入する人が多いことが推測されます。実際にワースト1位の「323」は323日になり、かつ抽せん日が3月23日(平成18年3月23日)でした。2位の「522」は522日…そして10位の「127」に至っては127日、127日の2通りが該当します。

 ところが、今回ワースト3位に一気に踊り出た「358」は日付になりません。それなのになぜ安いのか? 答えは、意外なところにありました。

エンジェルナンバーとは?

 それは、「エンジェルナンバー」と呼ばれる数字。エンジェルナンバーとは、簡単に言えば縁起のいい数字。車のナンバーで「8008」や「8888」、「111」などといった数字をよく見かけますが、これらもエンジェルナンバーといわれる数字。

 実は「358」もこのひとつ。所説ありますが、旧約聖書に登場する救世主(メシア)をヘブライ語で発音したとき、数字で置き換えると「358」になるため聖なる数字と言われています。縁起のいい数字にあやかって、大当たりを狙った人が多かった、という推測です。ちなみに「810」という数字も車のナンバーで人気のあるエンジェルナンバーのようなので、狙う際は注意したいところです。

複数口購入

 また別アプローチでは、稀に同じ数字を何口も購入する人が「358」を大量に購入した、という説。実際に私が取材してきたなかには、1回のナンバーズ3でストレートを50口当てた人(約450万円の当せん金に!)や、取材した売り場で聞いた話では、1回のナンバーズ4でストレート、セットストレートを複数口購入し、2000万円以上当てた人がいた、というのもあります。

 

 いずれにせよ、ナンバーズ34、ロトなどは当せん口数によって当せん金が変動しますので、できれば口数の少ないときに当てて、高配当をゲットしたいものです!!

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