マイナスな言葉は口にせず
ため息をついてしまっても３秒以内に吸ってます（笑）

しなやかさを出せるように何でも挑戦していきます！

編集部　５年前の表紙取材では、年末ジャンボを買っていると話されていました。

桜井　今も銀座の売り場の近くに行くと買っちゃいます。当たりそうな気がして。でも、当たったことはないです（笑）。ビンゴとかは当たるんですけど。

編集部　他にどんなものが当たりました？

桜井　『魔女の香水』の現場でスンスンという青いモフモフのキャラクターが流行って、好きになったんですね。それをガチャガチャで引き当てました！

編集部　人生でも運は良い方ですか？

桜井　そうですね。私はデビューしたときからラッキーだった気がします。

編集部　「岡山の奇跡」と呼ばれて。

桜井　自分で「奇跡」とは言い辛いですけど（笑）、地元の方たちが盛り上げてくれたので、岡山に生まれたときから運は良かったんだと思います。

編集部　『魔女の香水』で演じた恵麻にとっての弥生のような、未来へ導いてくれた人との出会いもありました？

桜井　私にとっての魔女さん（弥生）は、最初に担当してくれたマネージャーさんです。厳しい方でしたけど、オブラートに包まないストレートな言葉で、社会で働くとはどういうことか教えてくださって。「誰にでも敬意を払いなさい」という教えは、ずっと大切にしています。

編集部　劇中では“運命を変える香り”も出てきます。そういう運気を上げるものも、桜井さんにはありますか？

桜井　私は言霊を信じていて、マイナスなことは言わないようにしています。ため息をついてしまっても、３秒以内に吸えばセーフというルールにしていて（笑）。

編集部　５年前は、10億円が当たったら「島を買いたい」とのことでした。

桜井　そんなこと言ってたんですか⁉　最近バラエティで小学校時代の文集を見て、「１００万円あったら？」という欄に「ハワイを買い占める」と書いてあって（笑）。そのときと考え方が変わってませんね。

編集部　今だったらどう使います？　

桜井　家族全員を海外旅行に連れていきたいです。昔からの目標で、まだ達成できてないので。幸福度が世界一のフィンランドがいいですね。

編集部　『魔女の香水』で恵麻は起業もしますが、参考に何かを観たりは？

桜井　『プラダを着た悪魔』と『マイ・インターン』を観ました。私は来世でアン・ハサウェイさんになりたいくらい、好きな女優さんなんです！　あのお芝居にあの容姿は完璧。自分がアン・ハサウェイさんになったつもりで、ちょっと意識した部分はあります（笑）。

編集部　23歳から30歳まで演じました。

桜井　実年齢より上の恵麻は、いい感じだと言われました。昔から落ち着いて見られることが多いのが、ハマったのかなと。逆に、若い頃のシーンは「もう少しフレッシュさを出して」と言われて。私はフレッシュさがなくなっているのか…と思いながら（笑）、デビュー当時の常に不安ながら、何者かになろうとしていた真っすぐさを意識しました。

編集部　女優として今は転換期かも？

桜井　そんな感じがします。今回は予告編を見たファンの方に「こんなひなちゃん、見たことない」と言われます。初めてのベッドシーンもありましたけど、今は何でも挑戦していきたいです。しなやかさが増していけば、もっといい女優になれる気がするので。今回はその第一歩の作品になったと思います。

 

■撮影／鷹野政起　■文／斉藤貴志　■コーディネイト／山内弘（cover）　■ヘアメイク／サカノマリエ　■スタイリスト／阿井真理　
■衣装協力　CHARLES & KEITH / CHARLES & KEITH JAPAN　問い合わせ　http://charleskeith.jp