2021年5月号女神栗山千明さんインタビュー

2021/03/29表紙の人インタビュー

10億円当たったら、まずはそのときに必要だと思う何かに寄付したり周囲にふるまったりしたいです

食の魅力と農業の奥深さを感じ取れる映画に出演しています

2021年5月号女神栗山千明さんインタビュー

編集部　映画『種まく旅人～華蓮のかがやき～』で主演を務められていますね。

栗山　農業がテーマのシリーズの4作目で、私は2作目と同じ神野恵子という農林水産省の官僚の役で出演しています。また声をかけていただき嬉しく思いました。

編集部　出演されていかがでしたか？

栗山　前回と同様に貴重な体験をさせていただきました。私の役は視察する立場なのですが、しだいに気持ちが深入りしていって、何か農業の問題点を解決させられるのではないかと思いながら家族との交流を深めていきます。実際に農業を体験するシーンもありますよ。

編集部　体験して、どうでしたか？

栗山　ふだんは何気なく購入しているものが、実はここまで人々が苦労された上で作られているのを改めて感じ取ることができました。演じた上でれんこん畑のシーンは大変でしたが、実際に作業される農家の方々は更に大変な思いで作って頂いているのだと実感しました。

編集部　監督とのやりとりは？

栗山　こういう作品ならではで、一緒に相談しながら作っていく感じでした。とても楽しかったです。

編集部　映画の見どころは？

栗山　ご覧になれば、私が感じたり体験したことでもある、農業というものの奥深さや食の魅力を感じ取っていただけると思います。また人間関係が味わい深く描かれていると思うので、そのあたりにも注目してください。

編集部　ところで運不運を感じることはありますか？

栗山　このお仕事に巡り会って今もできているのは幸運だと思います。日々の中でもラッキーと思うことはあっても不運を感じることはほとんどないですね。

編集部　ラッキーナンバーやラッキーカラーはありますか？

栗山　10月10日が誕生日なので10という数字は好きですね。あと色は黒が落ち着くので洋服でよく取り入れます。

編集部　この数字予想は何を根拠に？

栗山　ほとんど勘で書いていたんですけど、むしろ自分がどういう風に数字を選ぶのか、性格が分かるようで楽しかったです。素直にすうっと順番に書くのでなくて行ったり来たり、私ってけっこうへそ曲がりだなと思ったり発見がありました（笑）。

編集部　10億円当たったら？

栗山　すごい金額ですよね。私はあまり物欲がないから、まずはそのときに必要だと思う何かに寄付したり周囲にふるまったりしたいです。ただ多少は自分のために残すと思います。

編集部　では最後に今後の抱負を教えてください。

栗山　今がとても充実しているので、自分のペースで一歩一歩、年齢とともにスキルアップしていけたらと思っています。

■撮影／鷹野政起　■文・表紙コーディネート／cover （山内弘）　■ヘアメイク／奥原清一　■スタイリスト／ume

今月の女神

栗山千明（くりやま・ちあき）

1984年10月10日、茨城県生まれ。A型。T162cm。「ピチレモン」「ニコラ」などティーン誌でのモデル経験を経て1999年第1回ミス東京ウォーカーを受賞。同年に映画『死国』にて女優としてデビューする。2000年『バトル・ロワイアル』の演技がクエンティン・タランティーノに注目され『キル・ビルVOL１』に出演する運びとなる。その後、数々の映画やドラマに出演する。主な映画としては14年『チーム・バチスタFINALケルベロスの肖像』、15年『種まく旅人～くにうみの郷～』、19年『チワワちゃん』等に出演。テレビドラマでは2013年に『ATARU』（TBS系）で「ドラマ・オブ・ザ・イヤー2012」の最優秀助演女優賞を受賞。4月より主演ドラマ『ラブコメの掟』（テレビ東京）がスタート。

栗山さんが主演する映画『種まく旅人～華蓮のかがやき～』は石川県で先行公開中で、4月2日（金）より、ユナイテッド・シネマ豊洲ほか全国公開予定。

映画『種まく旅人～華蓮のかがやき～』