【夢の高額当せん者インタビュー】ナンバーズ4一撃409万円当せん者は実は「強運体質」だった⁉

2019/09/14高額当せん者インタビュー

サイトの「高額当せん者募集」に応募があった。その内容は、1回のナンバーズ4で400万円超えの当せんをした、というもの。さっそく送り主にアポを取り、宮城県へと向かった!

一気に転がり込んだ409万円、ウキウキして眠れなかった!

「まったくビックリはしなかったんです。でも何を買うかウキウキして眠れませんでした(笑)」

そう当せん時を振り返るのは、今年の4月11日の第5153回ナンバーズ4でストレート2口、セットストレート3口、合計409万4400円をゲットした加藤さん。ナンバーズは発売当初からのファンという大ベテランだ。

第5153回ナンバーズ4「7670」
ストレート×2口・セットストレート×3口
合計409万4400円当せん!!

「私、六星占術が好きで、毎年占い本を見ているんですが、今年は大殺界で大きな買い物は控えたほうがいい、って出ていたんです。なので、当せん金は2020年まで大事に取っておくことにしました」

本当は新車を買いたかった加藤さんだが、グッとこらえているという。自分のこだわりをしっかり持っている印象。買い方にもこだわりがありそうだ。

「今回当てた『7670』は、実はなんとなくなんですよ。第六感というか……」

そう話す加藤さんだが、「なんとなく来そう」という感覚は、本当になんとなくではなく裏付けがあった。

「当せん数字のデータとか、貴誌、貴誌のケータイサイトは欠かさず見ていますよ。どの数字が出ているのか、とか」

長年、データを見てきたことで、数字の流れやパターンがなんとなく頭に入っていたのかもしれない。当せん者の多くも、常日頃からさまざまなデータを見ている人が多い。加藤さんも例外ではないということだ。

加えて、昔からここぞというときは、複数口で勝負してきたという。なかなかの勝負師である。

「強運体質」と言われるその所以は、いったい…?

大きな当せんを果たした加藤さんだが、ほかにも当てる秘訣がありそうだ。

「私、よく『強運体質』って言われるんですよ」

強運体質? これまで聞いたことのないワードである。いったいどのような体質なのか。

「実は、今回『7670』が当たったときもそうなんですが、いいことが起きる前に、耳たぶが膨らむんです」

そういうと、耳たぶを見せてくれた加藤さん。

かなり大きいように見える。

「これが、プクーっとなるんです(笑)」

なんとも興味深い特異体質だ⁉ さらに強運に関しては、こんなエピソードも。

「20才のころ、測量のアルバイトをしていたんです。そのとき陸橋で感電して……」

全身が痺れ、周りには火花が散っていたという。

「後遺症とか残るのかと思ったのですが、特にそれ以降は大丈夫でした(笑)」

さらに。

「交通事故なんですが、運転していたらワンボックスが思いっきりぶつかってきたんです。同乗していた父と母は救急搬送」

加藤さんはというと、まさかの無傷。幸い、両親も大事はなかったという。まだまだ続く。

「平成12年のことだったと思いますが、車で信号待ちしていたら、いきなり後ろから大きな車(アストロローライダー)が突っ込んで来たんです」

突っ込んで来た車の時速は約70キロだったという。

「一瞬、何が起こったかわからないまま20メートルくらい押されたというか、吹っ飛びました」

スローモーションのようにあたりの様子が見えていたという。

「心臓だけが、とにかくバクバクしていました。でも結局は無傷でした(笑)」

「津波以外は大したことではない」小さいことは気にしない!

本人は「強運体質」と呼ばれているが、別名は「不死身体質」だという。九死に一生の体験を、笑って話す加藤さんだが、その明るさの裏には壮絶な体験があった……。

「私、昔はこんな感じではなかったんですよ」

それまでのトーンに少し影を落とした加藤さん。

「3.11の震災を経験しているんです」

東日本大震災である。

「大きな地震のしばらく後に、津波が来ましたよね。あのとき、私は家族が心配になって家に車を走らせたんです」

ところが、家の方角にはすでに浸水が起きていた。

「両親や姪っ子、甥っ子が家にはいたので、助けたい! って思ったんです」

ところが、家までの道のりはすでに津波によってたどり着けない状況。それでも、5か所に及ぶ道路を踏切を上げてもらい、津波の水に突っ込んでいく形で、最後は農道にある川の橋で落ちそうになりながら、なんとか農協の駐車場までたどり着いた。

「たまたま母親がこの場所に避難していて、みんな無事だから、ということを聞かされました。偶然にも、ここにたどり着いたこと、母に会えたことがとても不思議でした」

命が失われてもおかしくない状況での勇気ある行動。これが加藤さんを変えていった。

「あの経験以来、津波以外は大したことないって思えるんです。だから、小さいことはほとんど気にしなくなりました(笑)」

津波では、一瞬で命が奪われる。またいつ起きるかわからない自然災害。それなら、明るく楽しく生きていたほうがいい、と思った加藤さん。

「震災の後は、1カ月くらい避難所で暮らしていました。つらかったです」

未曽有の大震災での経験が、大きくプラスに作用したのだろう。経験した人にしかわからないことではあるが、伝わってくるものは大きい。

「平成」「令和」の初日に不思議な体験をした?

「これは当たりには直接関係ないと思うのですが……」

そういうと加藤さんは、ある体験を話し始めた。

「今年、元号が令和に変わったじゃないですか。で、30年前は平成に変わりましたよね」

元号が変わった最初の夜にそれは起きたという。

「夜、寝ていて急に目が覚めたんですよ。でも身体がまったく動かない」

いわゆる金縛りである。

「何かにものすごい力で押さえつけられているって感じです」

ところが、不思議と目だけは動いた。

「直感的に何かすごいものが来ていると思ったので、怖くて目は開けられませんでした」

普段は霊感などまったくないと話す加藤さん。「平成」「令和」に改元した初日にだけ体験した金縛り。何かの意味があったのだろうか。誰にも知る由はない……。

最後に今後の目標を聞いてみると。

「1回の当せんで1000万円を超えてみたいですね! 実は今年狙ってるんですけど(笑)」

再び明るい加藤さんが戻ってきた。さらに、読者のみなさんにも伝えたいことがあるという。

「宝くじは、買うときに、当たると思って買ってほしいんです。抽せん結果が出るまでは、夢を持って楽しんでほしいんです!」

さまざまな経験をしてきた加藤さんだからたどり着いた心底からの結論なのだろう。加藤さんの宝くじライフは希望に満ちていた。

加藤さん流当せん数字の見方

加藤さんは売り場で予想することも多い。そのときに参考にするのが、売り場に張り出されている直近の当せん数字。たとえばナンバーズ4 の前回当せん数字が「1234」だとすると、位別に予想を立てていく。つまり、張り出されている当せん数字の千の位「1」が出た次回に何が出ているか、を見ていくのだという。シンプルだが、これで当たることもしばしばとか!

 

※この記事は『ロト・ナンバーズ「超」的中法2019年9月号』の[夢の高額当せん者インタビュー]を一部抜粋変更したものです

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