【夢の高額当せん者インタビュー】2019年の1年でナンバーズ3&4で1327万円当せん!

2020/05/12高額当せん者インタビュー

一通の封書が編集部に届いた。開封すると、ナンバーズ3&4の当たり券のコピーが山のように入っていた。その額、ざっと1000万円以上。しかも2019 年だけの当せんだと書かれていた! さっそく、送り主と連絡を取り、沖縄へと向かった。

当てる秘訣は「普通の考え方をしないんです」

 「今年は、当たり年ですよ」

エネルギッシュにそう話してくれるのは、今回の主人公RZさん(仮名・49才)。取材当日である2019年12月19日時点で、この年のナンバーズ3&4当せん総額は、驚きの1236万円。とんでもない金額である!

「私ね、ちょっと変わった方法で予想してるんですよ」

そういって取り出したのは、本誌の付録「ナンバーズ3&4全抽せん数字BOOK」。

「10月21日(第5290回)に自己最高金額を当てたときは、こうやったんです」

いきなり当て方をレクチャーしてくれるという。なんとも太っ腹だ。その攻略法だが、まず予想する回の前回の当せん数字をチェックするという。

前回の当せん数字を活用!その活用法が独特だった!!

「ナンバーズ4を予想するなら、前回のナンバーズ3の当せん数字を見るんです」

普通、ナンバーズ4を予想するなら、活用するのはナンバーズ4。ところがRZさんは、ナンバーズ3の当せん数字を活用するという。このときは、10月18日(第5289回)で当せん数字は「776」。

「この『776』を数字としてではなく、回号で見るんです」

つまり、第776回。かなり昔の回号だが、これがミソ。この回号の前後2回分を加えた計5回分の当せん数字を書きだす(下表参照)。

「この5回分の当せん数字から、数字を選ぶんです。ほとんどこのなかに当せん数字が入ってますね!」

どの数字をどう選ぶかは自分のカンだと話すRZさん。

「カンですけど、毎回こうやって数字を出して選ぶと、ときに傾向があったりするので、面白いですよ」

RZさんの数字選びは、これまで本誌で紹介したことのない方法。

「人と同じことをしていたら、当たっても配当が安いでしょ。だから、自分だけの攻略法をするんですよ(笑)」

非常に理にかなった考え方。いったいどのようにして編み出したのだろうか。

「僕ね、普通の考え方をしないんですよ」

確かに普通では考えにくい方法を編み出している。笑いながら話すRZさんだが、普通の考えをしなくなるだけの壮絶な体験が過去にあった。

九死に一生を得たというわずか3才のときの大やけど

「3才のときに大やけどしましてね……」

背中を中心に体の70%という広範囲にわたる大やけどを負ったRZさん。

「母親が食事の準備をしているときに、煮ていたものをいたずらして被ってしまったんですけど、記憶があまりないんですよ」

すぐさま救急搬送され、集中治療室へ。

「何にも覚えていないんです」

親戚一同が病院へ呼び出された、と表現すれば当時の緊張感が伝わるだろうか。まさに九死に一生を得たRZさん。

気が付いたのは、病院のベッドの上でした。やけどが痛くて痛くて……」

退院までかかった期間すら覚えていなかった。それでも、何とか退院することができ、日常生活へと戻ることができたRZさん。しかし、大やけどの痕は、ひどいものだった。

「からかわれるんですよ」

それは小学校での健康診断での出来事だった。

「やっぱり、嫌でしたね。やけどのことを思い出してしまうから」

RZさんの体に刻まれた、いまでも残る大やけどの痕

 

当時、担任だった先生の気遣いで、以降の健康診断ではRZさんだけ後回しにしてもらえることになったのだとか。

「このころですよ、やけどによって、考え方が人と違うようになったのは」

幼少時に人と違う考え方、と思えること自体がすごいが、確かに違うと感じたという。もしかしたら、大やけどでの生死をさまよった体験が、これまでになかった力を目覚めさせてしまったのかもしれない。

そもそもRZさんがナンバーズを始めるきっかけは何だったのだろう。

元来の負けず嫌いがナンバーズにハマるきっかけ

「20年くらい前ですが、職場の先輩がナンバーズをやっていたんですよ」

ジャンボ宝くじなどはたまに買うことがあったRZさんだが、自分で数字を選ぶくじを目の当たりにし、面白そうだと興味が湧いたのだという。

「もともと好きなんですよ、パチンコとかギャンブルが(笑)」

ところが、試しに買ってみたナンバーズは見事に外れた。

「悔しい気持ちでいっぱいでしたよ」

元来の負けず嫌いのRZさん。一気にナンバーズにハマっていった。

「最初のうちは、家族の誕生日を買っていたんですが、どうにも当たらない」

そのうち、あることに気がつく。

「事故を起こした車のナンバーが当たっていることが何回かあったんです」

不謹慎だとはわかっていたものの、事故を起こした車を見かけては、その数字を買い、何度か当せんしたRZさん。しかし、この方法でも当たらなくなってきた。

「やっぱり自分の攻略法を考えないと、と思い始めました」

こうして考えだされたのが、冒頭で紹介した攻略法なのだ。人とは違う視点、考え方があったRZさんだからこそ、完成した方法。

にこやかに話すRZさんだが、実は3人の子どもの父親でもあった。

「長女が22才でもう働いています。長男は19才、次女は小6」

さぞ仕事も大変なのだろうと思いきや……。

「いま、働いていないんです。しいて言えば、ナンバーズで食べていますね」

にわかに信じがたい言葉。ただ、2019年だけで1300万円以上当てていることを考えると、あながちない話でもなさそうだが。

第5290回ナンバーズ4「0093」ストレート×4口=462万7600円当せん

父の他界をきっかけにどん底の生活が一変!

「3年前に父親が亡くなりましてね」

RZさんの父親は、非常に勤勉な方で生涯公務員だったという。

「本当は父親の遺産が結構あって、それで暮らせているんですよ」

遺産が入る前はお金のない生活だったと話すRZさん。

20才から35才までは警備の仕事でならし、36才以降は営業職に転職したRZさん。収入も多いわけではなかったため、生活に困窮することもあった。

「どうしようもなくなると父親に借りに行くんですが、こっぴどく怒られましたよ(笑)」

時には借りる札束で頬を叩かれることもあったという。そんなどん底生活が、遺産をきっかけに逆転したのだ。

「すごく尊敬していた父親だったので、遺産は大事に使わせてもらっています」

その言葉を証明するかのように、宝くじに対する考え方もしっかりしていた。

「いまは当たっているからいいですけど、そんなに無茶をしないように、購入する上限は決めていますけどね」

きちんと足元も見ながら、ロトやナンバーズを楽しんでいる。なんとも、優雅である。

「やはり、気持ちにも余裕がないと大きな当たりは来ないような気がします」

多くの当せん者が口をそろえていう言葉。RZさんも例外ではないのだろう。

改めて2019年の当せん歴を見せてもらうと、あることに気づく。それは……。

「口数は増やしてます!」

購入する組み合わせは絞るが、口数を上げていく。それがRZさんのやり方。THE匠として知られる力丸専務もこのやり方だ。

「買うときにこう思うんです。『みんなから集めたお金を僕がもらうよー』って(笑)」

非常にポジティブな考え方である。

「あとは、台所の神さまのウガンジュ(火の神)に毎日お祈りしてるんですよ」

これは当たるためのお祈りではなかった。

「家族の健康を願ってお祈りするんです」

幼少時、大やけどを負った台所で火の神にお祈りする。なんとも、深い話である。

「実はね、クイックピックも結構買うんですよ」

唐突に話しだしたRZさん。確かに当せん券コピーを見ると、クイックピックが多い。

「これ、とっておき。ボックスやセット、ストレートを散らして、口数を増やして購入すると結構当たるんです」

なんととっておきの方法まで教えてくれたRZさん。最後にロトやナンバーズの魅力を尋ねてみると。

「大当たりしたときに『当たったぜー!』って脳内で何かが出る感じがするんですよ。この気持ちを味わうためですかね(笑)」

まさに当せんモンスターともいえるRZさん。これからも当たりを重ねていくに違いない。

 

※この記事は『ロト・ナンバーズ「超」的中法2020年3月号』の[夢の高額当せん者インタビュー]を一部抜粋変更したものです

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