【夢の高額当せん者インタビュー】ロト6・2等に2度当せん!総額3587万5900円を引き寄せた“こだわりの数字選び”

2020/04/15高額当せん者インタビュー

編集部に一通の手紙が届いた。そこに書かれていたのは、ロト6の2等に当せんしたという内容。しかも驚くべきことに、2度も当せんしたというのだ。さっそく強運の持ち主に会うべく、愛知県に向かった。

誕生日と結婚記念日の数字でついに当せん!狙い続けてよかった!!

「買うときのワクワク感が好き」というK・Mさん(仮名・45才)。

買い始めたのは20代の頃。ロト6に至っては発売開始当時から続けているという。

「人生を変えたいですから。ロト6や7は当たると当せん金が大きいのが魅力的ですよね」

2012年2月、その日も普段と変わらず、地元のよく当たる売り場で購入した。

「毎回必ず、誕生日と結婚記念日から数字を選んでいます」

K・Mさんがロトを買うときの継続回数は“10回”だ。買い目は自身のラッキー数字と決まっているので、継続買いが基本。狙った数字が出るまで待ちの姿勢で粘るのがK・Mさんの買い方だ。

「買いに行くのは月に2回くらい。継続とはいえ、ずっと買い続けているわけではありません」

ではどんなときに買おうと思うのだろうか? よく聞くのはキャリーオーバーが発生していて1等当せん金が積みあがっているときだが……。

「人と会って楽しい気持ちになったときですね」

当てることに必死になってしまっては宝くじは楽しめない。自身が楽しい気分で買うことこそが大切なのだという。

「そもそも私、『当たったら何を買おうかな?』とか想像するのが好きなんです。なので、買うと満足して当たったかチェックするのを忘れちゃう。このときもずっとくじ券を財布に入れたまま、すっかり忘れていたんです」

1カ月後。電車で移動中、財布に入れっぱなしだったくじ券に気づいた。そこで何気なくスマホで当せん数字を調べてみると……。

「そのうち1口が2等に当せんしていたんです。思わず『うそ~!』と声が出てしまいました」

第636回ロト6「02 12 21 23 24 26(36)」2等1237万4900円当せん!

 

当せん金はおよそ1200万円! しかも1等は該当なしで、2等も当せん者が少なく、高配当の回だった。寝耳に水とはこのことだ。
高額当せんしたという実感はなかったものの、急に言いようもない不安が押し寄せてきた。
すぐに乗っていた電車を降り、安全を期してタクシーで売り場へ向かったK・Mさん。自分で確認してはいたものの、きちんと売り場でも当たっているかどうかをチェックしてもらうためだ。
車内ですぐに電話をした。電話の相手はご主人だ。

「車内とはいえ人前ですから高額当せんしたとは言わず、『今日話があるから早く帰ってね』と伝えたんです。そうしたら、主人がポロッと『なに、宝くじでも当たったの~?』と。よほど声が動揺していたのかもしれませんが、ズバリ言い当てられて驚きました(笑)」

もちろん売り場でも「高額当せんしていますよ!」とお墨付きをもらい、すぐには換金できないため、いったん帰宅することに。帰り道も怖いので、売り場で待機してもらっていたタクシーに乗って帰ったという。

「換金するまでは『もうすぐ死ぬかもしれない』とか『後ろからいきなり襲われるかもしれない』とか怖い想像ばかりしていましたね(笑)」

言ってしまえば紙切れ一枚がウン千万、ウン億円に変わるのだ。換金するまではくじ券を持っていることが漠然と怖い、不安だという高額当せん者は多い。K・Mさんも身をもってそれを感じたそうだ。
高額当せんを実感したのは銀行で当せん金の札束を持たせてもらったとき。

「ああ、ついに当たったんだって思いましたね」

銀行で手続きをしてもらいながらK・Mさんは考えていた。

「投資とか勧められると聞いていたので、どう断ろうかって(笑)」

でもそんな心配は杞憂に終わり、手元には1200万円が丸っと残った。すると悩ましいのがその使い道だ。

「当たった後を想像しながら宝くじを買ってきましたが、“いざ当せん”となると考えちゃうものですね」

少しはにかみながらK・Mさんは笑った。
エステに行こうかな? ブランド品でも買ってみようか? 悩んだ挙句、真っ先に買ったのは結婚指輪だった。

「まだ結婚指輪がなかったので記念に。あとは主人とおいしいものを食べにいったり、旅行に行ったりしました」 

頑張ったご褒美としていくらか使った残りは定期預金に。

「ちょうど定期預金を契約すると宝くじがもらえる口座があったんです。そのもらった宝くじでは残念ながらまったく当たらなかったんですけどね(笑)」

しかし、この定期預金はのちのち役立つこととなった。ご主人が病気となり、仕事を辞めることになったからだ。

「結果論ですが、当たったことで私たち夫婦の生活はすごく助けられました。本当にありがたかったです」

普段なかなか手にすることのない札束を持ってパチリ!

たった1回の買い間違いがまさかの2度目のロト6・2等当せん時に!

2度目の当たりが訪れたのは、それから5年後のことだ。

「このときはネットで購入しました。もちろん買い目は誕生日と結婚記念日からです」

後日、口座を見たら、残高がかなり増えていることに気づいた。当せん結果は知っていたものの、それに比べて振り込まれた金額が大きい。大きすぎる!

「振り込み詐欺ならぬ振り込まれ詐欺かと不審に思って、最初は警戒していたんです」

勝手に振り込まれたお金に手を付けてしまうと、後で法外な手数料をとられるのではないかと思ったK・Mさん。

「使わない方がいいかもと、主人にも1週間くらい黙っていました」

しかし、何事もなく時は過ぎていく。どうにも不思議に思ったK・Mさんが改めて購入履歴を確認してみると……。

「『5回』継続買いのつもりが間違えて『5口』買っていたんです。そのときは2等が458万円ほどでしたから、5倍で2290万円になりました!」

第1202回ロト6「09 12 15 19 26 39(28)」2等×5口+4等=2290万7000円当せん!
5口だったため、当せん証明書が5枚にわたっている!

 

うっかりミスがまさかの超ファインプレー! ちなみに継続と口数を買い間違えたのは、後にも先にもこれ1回だけだというから驚きだ。

「ロト6も2回目の当たりですから、少し気が大きくなっちゃって。喜びの反動からネットで200万円ほど鞄や財布、アクセサリーなど欲しかったものを買ってしまいました(笑)」

当せんはご褒美、と、欲しかったマッサージ器も購入した。当たったら買いたいと思っていたものだ。

「買うときは『当たったら~』といつも想像していますが、まさかロト6の2等に2回も当たるなんて嬉しい誤算でした」

これまで20年以上、宝くじを楽しんできたK・Mさんだが、当たるためのゲン担ぎはあるのだろうか?

「金運神社にお参りすることですね」

愛知県で金運にご利益のある神社として有名な「金(こがね)神社」を知ったのは2005年のこと。ご主人が教えてくれたのだそうだ。以来、新年を迎えると、ご夫婦それぞれのご実家近くの神社に金神社を加えた3か所へのお参りは毎年欠かさず続けている。

「金神社には金色の宝くじ入れも売られているので、銭洗いしたお金をそこに入れて、そのお金でくじを買うようにしています」

使わないときは、風水で金運アップの方位である家の西側に保管。西側は常に掃除をしてきれいにしている。
さらに宝くじ入れは1~2年ごとに買い替えるという徹底ぶりだ。

真新しい金神社の宝くじ入れとお守り。清めたお金を入れ、宝くじ資金として使っている!

 

「主人が阪神タイガースファンなので黄色が好きなんです」

数字選択式宝くじはやらないものの、年5回のジャンボ宝くじは夫婦そろって楽しんでいるのだそうだ。
最近は本誌編集長も出ているテレビ番組に触発され、ナンバーズも買い始めたというK・Mさん。肝心のロトもこだわり数字は押さえつつ、いろいろな買い方を楽しんでいる。

「主人の言った数字をあえてひとつズラして買ったり。過去3回分の出目を見て、30番台以降(30番台以前は誕生日と結婚記念日で買うため)の出ていない数字を加えてみたり。最近会った人、そして楽しい時間を過ごした人の誕生日で買うこともありますね」

そう話すK・Mさんの表情はワクワク感に満ちていて、とても楽しそうだ。そんなK・Mさんを見ていると、“当たったら何しよう?”と期待に胸を膨らませる宝くじの原点ともいえる楽しみを再確認する。

せっかく買うなら思い入れのある数字で、楽しんでこそ!その思いがあるからこそ、ロト6・2等に2度も当せんする快挙を成し遂げられたのだと実感した取材となった。

 

※この記事は『ロト・ナンバーズ「超」的中法2020年2月号』の[夢の高額当せん者インタビュー]を一部抜粋変更したものです

関連記事