【夢の高額当せん者インタビュー】たまたま買ったビンゴ5で1等369万円当せんの奇跡!

2020/10/20高額当せん者インタビュー

ロトに比べて当せん確率が高いものの、1等当せんしたという読者がトンと現れなかったビンゴ5で、ついに1等に当たったという報告が編集部に届いた。コロナ禍のさなか、さっそく電話で取材を敢行。そこにはゲーム感覚で楽しめるくじならではのいきさつがあった!!

テレビに影響を受けてたまたま買ったビンゴ5で1等当せん!

祖父の影響から賭け事の世界へ。競馬を通じて友人が増えた!

ビンゴ5 1等当せん者

きいちゃんのヒヒーンさん(仮名)静岡県・27才

 

「賭け事に興味を持ったのは祖父の影響なんです」

27才という若さながらビンゴ5の1等に至った経緯を話すなかでポロリと飛び出した一言。宝くじを初めて買ったのは5年前。有名な当たりの名所・名駅前チャンスセンターに通りかかった際、「1等●億円が出ました!」とでかでかと書かれたのぼりに惹かれ、ジャンボ宝くじを連番で10枚だけ買ってみた。結果は末等300円だけ。

「ま、当たらないよねって」

そうそうに興味を失い、本来のフィールドである競馬の世界に戻ったという。

そう、きいちゃんのヒヒーンさんは大の競馬好き。2007年から見始め、今ではレースのデータや馬の血統などを参考にしながら続けているベテランだ。

「小さいころに祖父がボートレースをずっとやっていたんですよ。日曜にはテレビで競馬中継もよく見ていました」

子ども心にいつか自分もやってみたいと思っていたという。本格的にやり始めたのは大学生からだ。

「今は有馬記念など大きなレースがあるときは東京まで出かけていますね」

わざわざ新幹線に乗って現地に赴くなんて、筋金入りの競馬ファンだ。そう話を振ると、

「もともとその辺りに住んでいたので馴染みがあるんですよ」

という答えが返ってきた。今は静岡在住だが、大学までは千葉に住んでいたというきいちゃんのヒヒーンさん。有馬記念が行われる中山競馬場(千葉県船橋市)に近かったため、千葉にいたころからよく足を運んでいたというのだ。

「今は新型コロナウイルスの影響で無観客開催、馬券も電話とネットでしか買えません。競馬場や馬券売り場に行って、実券を買っていたときのほうが勝ってたんですけどね(笑)」

競馬も宝くじと同じで売り場休業中(※取材当時)。きいちゃんのヒヒーンさんのように売り場で買いたい人にとってはつらいところだ。本誌読者のなかにも早く売り場が再開して販売員さんから買いたいと思った人も多かったことだろう。しかもきいちゃんのヒヒーンさんの場合、売り場で買っていた方が勝っていたというのだから、なおさら早く再開してほしいはずだ。

 

夢の高額当せん者インタビュー10

昨年の有馬記念の馬券。大きなレースだけでなく、毎週末行われるレースもこまめにチェックしているという。早く通常通りになることを願うばかりだ!

 

「競馬が好きなのは、レースで当たることももちろんですが、競馬を通じて友人が増えたことも大きいんです」

競馬好きが集まるネットのコミュニティや実際に競馬場で知り合った人など、話をするうちに飲み仲間が増えたそうだ。現地に行けば、実際に会って話をすることもある。

「当てるという目的は同じですから、ああでもない、こうでもないと話し合いながら狙う馬を絞っていくのは楽しいですね」

SNSでも意見交換をしているというから今どきの若者らしい。

では、なぜ競馬ではなく、しばらくご無沙汰だった宝くじ、しかもビンゴ5で1等を当てるに至ったのか。純粋に疑問がわいてくる。素直に聞いてみると……。

「テレビで見て、当たりやすいのかなと思ったんです」

とこれまた単純明快な答えが返ってきた。

テレビで見たから買ってみた。 1等当せんは皐月賞のおかげ?

そう、本誌編集長も何度か出演させてもらっているテレビ朝日の検証番組「10万円でできるかな」を見たからだというのだ。

「ビンゴ5はCMで見て名前だけは知っていました。でも実際に買うことはおろか買い方もまったく知りませんでした」

そんなわけできいちゃんのヒヒーンさんは「10万円でできるかな」を見てビンゴ5の買い方、当たる確率などを初めて知ったという。

「以前買ったジャンボ宝くじの1等当せん確率に比べれば、ビンゴ5の1等は約39万分の1、7等なら約7分の1ですから、トントンにはなりそうだなって」

そう、1ライン揃えるなら確率は7分の1。その当たりやすさに惹かれた。

「でも甘かったですね。買い始めの頃は適当に数字を選んでいたんですけど、1ラインすら揃わなくて」

このままだと、ふたたび宝くじへの興味を失ってしまいそうだが――。

ビンゴ5を買い始めて数カ月が経った4月、競馬では皐月賞のシーズンだ。

「ちょうど皐月賞で賭けたお金が少し余っていたので、ついでに買ってみたんです」

皐月賞が行われた3日後の水曜日、ビンゴ5の抽せん日だ。自分で選ぶ数字ではなかなか当たらないと踏んで、今回はクイックピックで6口購入した。

「いつものように抽せんが終わったあと、『宝くじ公式サイト』で当せん数字の確認をしました」

「01」「10」「12」……、1ラインは揃った。さらに4つめ5つめの枠に目を移すと「16」「22」とピッタリ一致。さらに下の3枠へ。最後までまったく一緒の数字が並んでいる。

 

ビンゴ5 1等当せん券

第105回ビンゴ5「01 10 12 16 22 29 33 36」
1等369万7100円当せん!

 

「とても信じられなくて。結局、翌朝の朝刊でも数字を確認しました」

何度見ても数字はまったく一緒。

「一緒に確認した母親もとても驚いていました。しかも『お父さんには内緒にしようね』って(笑)」

確認したものの、その日は仕事で動なかったため、金曜日の午後に半休をとってさっそくみずほ銀行へ向かった。

「みずほ銀行に口座がなかったので、その日は口座開設も含めて手続きをしました」

後日、入金の準備ができたと連絡が入り、ふたたびみずほ銀行へ。

「手続きのときは個室に通されたんですけど、その日は普通に窓口で現金の確認をすることになっちゃって。いきなり札束がドンとカウンターに置かれたときは周囲がざわついてましたね(笑)」

それはそうだろう(笑)。テレビでしか見たことのなかった札束を目の当たりにして、初めて本当の意味で当せんを実感したそうだ。

当たった当せん金は369万7100円! その使い道はというと……。

家族みんなで楽しむように。当たりにも祖父との縁が

「まず家族に10万円ずつあげました」

ずつ? 父親には黙っておこうとお母さんと結託したはずでは?

「なんだかんだでバレちゃいました(笑)。でも僕が1等当ててからは家族もやり始めたんですよ」

目の前に、買えば当たるという証明がいるのだ。これまで興味がなかった家族も毎週2口ずつビンゴ5を買い続けているそうだ。こうやってビンゴ5愛好者の輪が広がっていくエピソードを聞くのは嬉しい。

「あとは趣味につぎ込みましたね」

ということは競馬かと思いきや、きいちゃんのヒヒーンさんはとあるアイドルのファン。そのアイドルのライブへの遠征費や、グッズ購入などに使ってしまったんだとか。実に有意義な使い道だ。

夢の高額当せん者インタビュー10

某アイドルのライブ会場にて。競馬場への遠征がてらライブスケジュールも合えば、関東をあちこち移動しているという。さすがのフットワークの軽さだ!

 

今回の当せんは買い始めてからわずか数カ月での快挙となる。攻略法などはないそうだが、普段から運気を上げるために気を付けていることなどはあるのだろうか。

「特別、開運アイテムなどで運気を上げることはしていませんが、あえて思い当たることと言えば、お墓参りに行ったことでしょうか」

ちょうど当たる直前の3月は春のお彼岸の時期。きいちゃんのヒヒーンさんは賭け事に興味を持つきっかけとなった祖父の代わりにお墓参りに行ってきたそうだ。

「祖父母も高齢になってお墓参りに行くことが難しくなってきたので、代わりに僕が行っているのですが、それが今回の当たりにつながったのかもしれませんね」

きいちゃんのヒヒーンさんの行いを先祖の霊が見てくれていたのだろう。ここでもおじいさんとの縁を感じて、不思議な符合を感じずにはいられない。

1等に当たってからは、しばらく遠ざかっていたジャンボ宝くじも再開。これもテレビで知った大当たりの売り場・東京の西銀座チャンスセンターまで行って買い求めている。

「そういえば、昔好きなアイドルがよく出演していた収録スタジオの真裏が宝くじのチャンスセンターで。僕が行く場所の近くにはなぜか宝くじにゆかりのあるものがあったので、そういった意味でもいつかは宝くじを買う運命にあったんでしょうね(笑)」

そんなきいちゃんのヒヒーンさんのさらなる目標は当せん金額1000万円超え! そうしたら仕事を辞めて、しばらくは好きな趣味に没頭したいのだとか。

当たったお金は好きなことに思いっきり使う! これこそ宝くじドリーム!! そんな宝くじ本来の持つ夢と、家族との絆を改めて感じさせてく夢の高額当せん者インタビュー家族みんなで楽しむように。当たりにも祖父との縁がれた取材となった。

 

夢の高額当せん者インタビュー10

競馬とアイドルのために遠征!これもビンゴ5の1等当せんがあったからこそできたと言えるだろう!!

 

※この記事は『ロト・ナンバーズ「超」的中法2020年8月号』の[夢の高額当せん者インタビュー]を一部抜粋変更したものです

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