47都道府県「年末に強い売り場はここだ！」近畿

2017/12/10

過去5年の大阪府の年末1等当せん売り場を見ると、全21本中なんと15本が「大阪駅前第4ビル特設売場」から出ていて、まさに1局集中状態だ。あえてライバル売場をあげるならH28年サマー1等7億円はじめ、多くの億を出している「南海難波駅構内1階売場」だ。ベテラン販売員の坂口千穂さんは「NHK朝ドラで、難波が舞台になると、不思議と1等が出るんです。いま放送中の『わろてんか』は吉本興業の創業者・吉本せいがモデル。吉本興業はなんば花月など、難波と縁が深いですから、期待しています」。

NHK朝ドラが大当たりを呼ぶジンクスは京都府にも当てはまる。H27年秋から放送された「あさが来た」で波瑠が演じた主人公も京都育ちで、前半の舞台は京都市内だった。その年の年末で「地下鉄京都CC」から1等10億円が出た。「『わろてんか』でも京都が舞台となっていますので、期待が膨らみます」と店長の日比隆司さん。この売り場のもうひとつのウリが地元名産の万願寺唐辛子の万願にあやかった巨大な唐辛子の飾り物。すべて販売員が心をこめて手作りしたもの。購入時には手で触れてそのパワーをさずかってほしい。

ジャンボのジンクスと言えば「世界遺産になった地域から1等が出る」というものがある。その言い伝えのきっかけと言われるのが和歌山県「新宮イオンCC」だ。「H16年、売り場近くの熊野三山を含む熊野古道が世界遺産に登録された直後の年末で1等3億円。その後も4本のジャンボ1等が出て、いまだに世界遺産効果が持続しています」（大石秀一店長）。

大当たりが持続しているということで言えば滋賀県「フォレオ大津一里山CC」はH27年年末1等10億円、H29年サマーミニ1等1億円。「ごく普通のショッピングモールの売り場。どうしてこんなに当たるのか…」と、萩原正忠店長も首をひねるが、いま売り場に風が吹いていることだけは間違いない。あなたもこの風をぜひ捕まえてほしい。